とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌
月刊:毎月5日発行 B5判 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035
とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌
月刊:毎月5日発行 B5判 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035
慢性化するHIV 感染症
新たなステージで求められる継続支援
ISBN 978-4-525-94037-9
定価
2,200円(本体 2,000円+税10%)
- 特集の目次
特集の目次
Ⅰ.これからのHIV診療と薬剤師像
・HIV感染症診療のこれから ―長期管理時代に求められる視点
・専門・認定薬剤師制度のこれから ―スペシャリストに求められる視点
・日本エイズ学会・日本病院薬剤師会 共同認定制度 ―HIV感染症診療を支える薬剤師の育成
Ⅱ.HIV感染症診療・医療者としての使命
・薬害エイズから学ぶHIV感染症診療 ―過去・現在・未来
・抗HIV薬と早期承認制度 ―HIV感染症診療を支える制度
Ⅲ.病気と治療の正しい理解
・HIV感染症の治療目標 ―早期診断・早期治療
・HIV感染症/エイズの“特別な病気”という誤解 ―社会的スティグマの臨床への影響
Ⅳ.薬物療法と薬学的介入
・抗HIV薬の特徴 ―処方の設計・管理に欠かせない基本情報
・抗HIV療法とレジメンの選択 ―初回療法と長期療養を見据えた治療戦略
・抗HIV薬の副作用マネジメント ―治療継続を支える評価・対応・提案
・抗HIV薬の相互作用マネジメント ―治療継続につなげる予測・調整・提案
・HIV感染症患者へのアドヒアランス評価と服薬管理 ―治療を中断させないための評価・患者報告アウトカムの活用
Ⅴ.慢性化による課題と対応策
・HIV感染症患者のポリファーマシー対策 ―併用薬の増加を考慮した処方設計の支援
・循環器疾患合併HIV感染症患者のマネジメント ―心血管リスクの評価と管理
・HIV感染症患者の腎機能障害・透析マネジメント ―腎機能に応じた抗HIV療法の設計と管理
・HIV感染症の長期管理に伴う新たな課題 ―非AIDS指標悪性腫瘍の対応
Ⅵ.シームレスな患者支援と地域医療連携
・HIV感染症診療における患者支援と多職種連携 ―コーディーネーターナースと薬剤師のかかわり
・HIV感染症診療における心理支援と多職種連携 ―臨床心理士と薬剤師のかかわり
・抗HIV療法の開始・継続と医療費負担 ―HIV陽性者の身体障害者認定
・HIV感染症診療における継続支援と多職種連携 ―薬剤師外来による診療サポート
・HIV感染症診療における継続支援と地域連携 ―薬薬連携による診療サポート
・保険薬局薬剤師はHIV感染症患者をどう支えるか ―病院と地域をつなぐ「ハブ」としての機能,専門医療機関連携薬局を目指して
Ⅶ.HIV感染症の予防
・曝露前予防(PrEP) ―HIV感染症は「治療」から「予防」へ
【内容】
抗HIV療法の進歩により,HIV感染症は「致死的な感染症」から「長期管理可能な慢性疾患」へと変化しました.ウイルス量が検出限界以下であれば性行為で感染しない「U=U」が確立し,世界的には曝露前予防内服(PrEP)の普及など,治療と予防を統合したアプローチが進んでいます.
日本では治療の普及に伴い,HIV感染症患者の高齢化が進み,50歳以上の患者の割合が増加しています.こうした変化により,HIV感染症の診療では,感染症管理に加え併存疾患や生活背景を踏まえた長期的なサポートが求められています.抗HIV療法により感染症自体は制御可能となった一方,副作用や薬物相互作用,患者背景に応じたレジメン選択の重要性は高まっています.特に高齢患者ではポリファーマシーや臓器機能低下を考慮した薬学管理が求められ,薬剤師の介入が今後さらに重要となります.
また,HIV感染症に対する社会的スティグマは依然として存在しており,受診の遅れや服薬アドヒアランスの低下といったかたちで臨床に影響を及ぼします.こうした社会的・心理的要因を踏まえた多職種連携による包括的支援が重要です.
本特集では,HIV感染症/エイズの基本的理解から,社会的要因,薬物療法の設計・管理,高齢化・慢性化への対応,そして,薬薬連携による患者支援までを体系的に整理します.今後さらに患者の高齢化・慢性化が進むことを見据え,HIV診療における薬剤師の役割をあらためて考える契機となれば幸いです.
・HIV感染症診療のこれから ―長期管理時代に求められる視点
・専門・認定薬剤師制度のこれから ―スペシャリストに求められる視点
・日本エイズ学会・日本病院薬剤師会 共同認定制度 ―HIV感染症診療を支える薬剤師の育成
Ⅱ.HIV感染症診療・医療者としての使命
・薬害エイズから学ぶHIV感染症診療 ―過去・現在・未来
・抗HIV薬と早期承認制度 ―HIV感染症診療を支える制度
Ⅲ.病気と治療の正しい理解
・HIV感染症の治療目標 ―早期診断・早期治療
・HIV感染症/エイズの“特別な病気”という誤解 ―社会的スティグマの臨床への影響
Ⅳ.薬物療法と薬学的介入
・抗HIV薬の特徴 ―処方の設計・管理に欠かせない基本情報
・抗HIV療法とレジメンの選択 ―初回療法と長期療養を見据えた治療戦略
・抗HIV薬の副作用マネジメント ―治療継続を支える評価・対応・提案
・抗HIV薬の相互作用マネジメント ―治療継続につなげる予測・調整・提案
・HIV感染症患者へのアドヒアランス評価と服薬管理 ―治療を中断させないための評価・患者報告アウトカムの活用
Ⅴ.慢性化による課題と対応策
・HIV感染症患者のポリファーマシー対策 ―併用薬の増加を考慮した処方設計の支援
・循環器疾患合併HIV感染症患者のマネジメント ―心血管リスクの評価と管理
・HIV感染症患者の腎機能障害・透析マネジメント ―腎機能に応じた抗HIV療法の設計と管理
・HIV感染症の長期管理に伴う新たな課題 ―非AIDS指標悪性腫瘍の対応
Ⅵ.シームレスな患者支援と地域医療連携
・HIV感染症診療における患者支援と多職種連携 ―コーディーネーターナースと薬剤師のかかわり
・HIV感染症診療における心理支援と多職種連携 ―臨床心理士と薬剤師のかかわり
・抗HIV療法の開始・継続と医療費負担 ―HIV陽性者の身体障害者認定
・HIV感染症診療における継続支援と多職種連携 ―薬剤師外来による診療サポート
・HIV感染症診療における継続支援と地域連携 ―薬薬連携による診療サポート
・保険薬局薬剤師はHIV感染症患者をどう支えるか ―病院と地域をつなぐ「ハブ」としての機能,専門医療機関連携薬局を目指して
Ⅶ.HIV感染症の予防
・曝露前予防(PrEP) ―HIV感染症は「治療」から「予防」へ
【内容】
抗HIV療法の進歩により,HIV感染症は「致死的な感染症」から「長期管理可能な慢性疾患」へと変化しました.ウイルス量が検出限界以下であれば性行為で感染しない「U=U」が確立し,世界的には曝露前予防内服(PrEP)の普及など,治療と予防を統合したアプローチが進んでいます.
日本では治療の普及に伴い,HIV感染症患者の高齢化が進み,50歳以上の患者の割合が増加しています.こうした変化により,HIV感染症の診療では,感染症管理に加え併存疾患や生活背景を踏まえた長期的なサポートが求められています.抗HIV療法により感染症自体は制御可能となった一方,副作用や薬物相互作用,患者背景に応じたレジメン選択の重要性は高まっています.特に高齢患者ではポリファーマシーや臓器機能低下を考慮した薬学管理が求められ,薬剤師の介入が今後さらに重要となります.
また,HIV感染症に対する社会的スティグマは依然として存在しており,受診の遅れや服薬アドヒアランスの低下といったかたちで臨床に影響を及ぼします.こうした社会的・心理的要因を踏まえた多職種連携による包括的支援が重要です.
本特集では,HIV感染症/エイズの基本的理解から,社会的要因,薬物療法の設計・管理,高齢化・慢性化への対応,そして,薬薬連携による患者支援までを体系的に整理します.今後さらに患者の高齢化・慢性化が進むことを見据え,HIV診療における薬剤師の役割をあらためて考える契機となれば幸いです.