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とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌

月刊:毎月5日発行 B5判 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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2026年2月 Vol.77 No.2

リエゾンにつなげる 骨粗鬆症

新ガイドラインから知識をリモデリング!

ISBN 978-4-525-94029-4

定価

2,200(本体 2,000円+税10%)

  • 巻頭言
  • 目次
巻頭言
 超高齢社会が進行するわが国において,骨粗鬆症は今や無視できない大きな課題となっている.『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』が10年ぶりに改訂され,骨折予防にはチーム医療の実践が不可欠であることが明示された.本特集では,診断や薬物療法の開始のみならず,休薬・切り替えの判断,アドヒアランスの維持,自己注射の支援,骨密度・骨代謝マーカーによる評価,そして病院と地域をつなぐリエゾンサービスまで,臨床の現場で“いま必要な知”を再構築した.
 軽微な外力による脆弱性骨折は,高齢者の生活の質(QOL)と日常生活活動度(ADL)を著しく低下させ,その予防は喫緊の医療的・社会的課題である.国内で骨粗鬆症を患う患者数は1,590万人に上ると推定されており,「疾患としての骨粗鬆症」に対する予防と治療の知識普及は急務といえるであろう.今回の『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版』では,Minds診療ガイドライン作成マニュアルに基づき,体系的なシステマティックレビュー(CQ方式)によって最新のエビデンスが集約されている.治療薬の領域では,骨形成と骨吸収のバランスに着目した薬剤が主流であり,最新のガイドラインには,新規薬剤に関する情報が追加されるとともに,治療が長期にわたる場合の治療薬の切り替えとその順番(逐次療法)についての知見も集められている.また,患者一人ひとりの骨折リスクや治療履歴を総合的に評価し,最適な薬剤を選択することが求められることも強調されている.骨粗鬆症の治療が成功するかどうかは,治療薬が適切に届き,長期にわたり継続されるかにかかっている.しかし,骨粗鬆症治療の服薬継続率は依然として低いのが現状で,治療開始後1年で45.2%が処方どおりに服薬できず,5年以内には52.1%が脱落するとされている.薬剤師は,骨粗鬆症リエゾンサービス ®(OLS)を担う骨粗鬆症マネージャー ®の一員として,多職種連携のなかで,アドヒアランスの向上に最も貢献できる存在である.OLSは,脆弱性骨折患者に対する二次性骨折予防活動〔骨折リエゾンサービス ®(FLS)〕に加え,一次性骨折予防も含む包括的診療支援サービスであり,わが国でも2022年より二次性骨折予防継続管理料の算定が可能となったことで,その活動がさらに発展しつつある.本特集をとおして知識を「リモデリング」し,複雑化する薬物療法の最新戦略を理解するとともに,リエゾン活動の核となって,栄養・運動指導や転倒予防を含む包括的な診療支援を推進し,「骨折の連鎖を絶つ」という目標達成に貢献されることを強く期待する.

藤田医科大学医学部 内分泌・代謝・糖尿病内科学 教授
鈴木 敦詞
目次
特集
リエゾンにつなげる 骨粗鬆症
新ガイドラインから知識をリモデリング!

■特集にあたって(鈴木敦詞)

■薬剤師が知っておきたい!骨粗鬆症の基礎知識
・骨代謝とカルシウム代謝の基本からわかる骨粗鬆症(竹内靖博)
・骨粗鬆症の臨床をとらえる ─骨折リスクと治療戦略─(萩野 浩)

■典型症例からわかる!骨粗鬆症治療薬
・ビタミンD製剤:単剤使用を中心に,エルデカルシトール含む(田中健一)
・ビタミンK製剤とカルシトニン製剤(岩本 潤)
・ビスホスホネート薬(土江博幸ほか)
・選択的エストロゲン受容体修飾薬(SERM)(寺内公一)
・PTH/PTHrPアナログ:テリパラチド,アバロパラチド(野津雅和)
・抗RANKL抗体:デノスマブ (宮本健史)
・抗スクレロスチン抗体:ロモソズマブ(蛯名耕介)

■治療を支える!骨粗鬆症治療の薬学管理
・服薬指導に活かせる骨密度・骨代謝マーカーの基礎知識(三浦雅一)
・剤形・用法から最適な薬剤を選択する(宮原富士子)
・自己注射製剤の手技・保管のトリセツ(長谷奈那子)

■つながるリエゾン! 多職種で患者さんの骨を守る
・骨折予防のためのリエゾンサービスのすすめ ─病院薬剤師篇─(森﨑崇文)
・骨折予防のためのリエゾンサービスのすすめ ─保険薬局薬剤師篇─(藤戸淳夫)
・日常診療に潜む「隠れ骨粗鬆症」を見つける(髙田潤一)
・骨粗鬆症治療中の患者に対する薬剤師の向き合い方(石橋英明)


シリーズ
・えびさんぽ 骨折の予防に対するビスホスホネート薬の効果はどれくらいですか?
(青島周一)

・みんなどうやってる?がん薬剤師外来
〈第2回〉どこから,がん薬剤師外来を始めればよいでしょうか?
(内池明博 川上和宜 坂田幸雄 杉野善彦 福岡智宏)

・薬剤師40年目の独り言
「調剤中に話しかけるな」という薬剤師の主張
(鎧のない薬剤師)

・飲み合わせ研究所
子どもの服薬Tips〈第38回〉
クラリス ®ドライシロップ10%小児用
(小嶋 純 米子真紀)

・ぐっとよくなる! 漢方処方
快訣(かい けつ)ビフォーアフター〈第26回〉
もう一歩踏み込んだ感冒の治し方
局面の変化で一変する漢方薬の適応症
(津田篤太郎)

・Gebaita?! 薬剤師の語(カタ)ログ 〈第50回〉
“何かあったら”という先にある「何か」(篠田康孝)

・薬剤師の1,2,3,4!(ヒフみよ)
大井教授の皮膚×くすり講座
14時限目 皮膚外用剤の選定療養と調剤の留意点
(大井一弥)

・タイパUP!誰も教えてくれなかった
臨床業務の段取りお手本ファイル〈File 11〉
・入院支援センターでの情報収集と患者面談
(福島 綾)

レポート
〈第2回〉POLSET
転倒リスクが高い多剤処方(及川香代 佐藤 憲一)
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