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治療

 ジェネラリストが
「いま」必要な情報を届ける雑誌

月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,750円(本体2,500円+税10%) ISSN 0022-5207

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ジェネラリストが
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月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,750円(本体2,500円+税10%) ISSN 0022-5207

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2024年3月 Vol. 106 No.3

実際どうなの? SGLT2阻害薬

ISBN 978-4-525-93002-8

定価

2,750(本体 2,500円+税10%)

  • 今月の視点
  • 特集の目次
  • 連載
今月の視点
パラダイムシフトを体感する

 2011年卒のわたしは「糖尿病治療の第一選択といえばメトホルミン」と初期研修医時代に教わった.ほかの糖尿病治療薬は,もちろんそれぞれの利点はありながらも糖尿病治療の1つの大きな目標である心血管イベント抑制効果については示されずにいた.そんななか,専攻医時代にEMPA-REG OUTCOME試験 1)が発表され,SGLT2阻害薬の糖尿病患者における心血管イベントの抑制効果が示された.期待の新薬の登場かと思っていたら,糖尿病のみならず心不全,慢性腎臓病でも次々と有効性が示されていくではないか.糖尿病治療薬,そして心不全,慢性腎臓病治療薬と適応が広がっていく様は,わたしの医師人生13年のなかではパラダイム・シフトをリアルに体感した初めての出来事となった.
 当初は体重減少や正常血糖ケトアシドーシスなど副作用を来したケースが自分の診療では出会う機会が多く,まだまだ現場では時期尚早と思う気持ちが強かった.しかし,心不全診療へ取り組むようになってからはこの薬への期待と実際の処方数が増えていくことを実感するようになっていった.
 そのようななか,名古屋で開催された日本プライマリ・ケア連合学会学術大会2023でU40心不全ネットワークの先生方とも協同し教育講演「さまざまな視点から考える,実際どうなのSGLT2阻害薬!?」を企画・開催した.それぞれの視点から綴られる考え方の相違点や共通点が興味深いセッションとなったが,それを目に止めていただき今回本特集を企画する機会をいただいた.SGLT2阻害薬についてさまざまな視点で紐解きながら,SGLT2阻害薬にとどまらないクスリを処方することの意味についても考えていきたいと思う.

〔編集幹事〕社会医療法人愛仁会 明石医療センター 総合内科
官澤洋平
特集の目次
■SGLT2阻害薬の現在の推奨と現場でのプラクティス
糖尿病専門医の視点(三澤美和)
腎臓内科医の視点(木村仁志)
循環器内科医の視点(齋藤秀輝)
プライマリ・ケア医の視点(名越康晴)
マルチモビディティとSGLT2阻害薬(大浦 誠)
ポリファーマシーとSGLT2阻害薬(世戸博之)
SGLT2阻害薬とお金の関係(佐藤宏行)

■SGLT2阻害薬にかかわるQ and A
どのくらいのカロリーが尿から排出されるの?(鶴田慧司郎)
サルコペニアとの関係は?(鶴田慧司郎)
心不全と糖尿病では作用に違いがあるの?(小野雅敬)
実際に利尿作用はどのくらいあるの?(小野雅敬)
尿路感染症を起こしたら?(長 陽二郎)
下肢動脈疾患があったら投与できないの?(小野雅敬)
SGLT2阻害薬,同クラスの薬剤での効果の違いは?(藤井真理)
正常血糖ケトアシドーシスに早く気づくためにできることは?(小野雅敬)
生殖器感染症で気をつけることは?(小野雅敬)

■SGLT2阻害薬のパラダイムから考えるプライマリ・ケア医の薬との向き合い方
エビデンスが次々に出てくる新薬と総合診療医はどう向き合っていくか(官澤洋平)
特別座談会:SGLT2阻害薬を通して薬と処方を考える(官澤洋平,大浦 誠,齋藤秀輝,矢吹 拓,青島周一)
連載
在宅医療の質を高める!(12)
「生きる」を支える訪問リハビリテーション(永井康徳)

えびさんぽ(27)
微量元素は積極的に摂取した方がよいですか?(青島周一)
─ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─臨床での使い方

総合診療POEMs─診療で使える! 旬なオススメ文献─(16)
週1回の超持効型溶解インスリンは毎日に劣らずとも優れる?(児玉崇志)

疲れた消化器をサポートする漢方処方プロセス(7)
腹 痛(谷川聖明)
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