南山堂

カートを見る

治療

 ジェネラリストが
「いま」必要な情報を届ける雑誌

月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,970円(本体2,700円+税10%) ※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0022-5207

治療

ジェネラリストが
「いま」必要な情報を届ける雑誌

月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,970円(本体2,700円+税10%) ※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0022-5207

2026年4月 Vol. 108 No.5

【第1特集】ジェネラリストの「肝」どころ/【第2特集】子どものスキンケア

ISBN 978-4-525-93028-8

定価

2,970(本体 2,700円+税10%)

  • 今月の視点
  • 特集の目次
  • 連載
今月の視点
【第1特集】ジェネラリストの「肝」どころ

肝障害に悩む患者を診るための虎の巻

 全国津々浦々,診療所から急性期病院まで,内科外来を標榜していれば「肝臓の数値に異常があって病院を受診した」という患者を平素診ない内科医はほぼ皆無と思われる.たとえば内科外来のセッティングで考えてみよう.健診で「肝機能異常」を指摘された患者があなたの外来に受診したとする.そもそも「肝機能異常」は,正確には誤解を招く表現で(本特集を読めばその理由はわかるだろう),実際はトランスアミナーゼの高値という表現に近似される.多くは飲酒だったり,肥満を背景とした脂肪肝だったりする.問診しながら健診データ(トランスアミナーゼ,血小板値)をちらっと見て,肝障害の軌跡に思いを馳せると患者教育(節酒/断酒,減量,食事指導)にも熱が入るはずである.
 一方,セッティングを救急外来にしてみよう.発熱や倦怠感を主訴に受診した患者を考えてみる.平素は健康にも気を遣って健康診断でも何ら肝障害を指摘されたことのない患者.採血するとAST/ALTが1,000 U/Lを超えている.凝固もやや延長しているようだ.肝臓専門医が院内にいれば迷わずコンサルトするだろう.しかし,夜間帯ないし離島で専門医にすぐコンサルトできない環境下に置かれたとき,一体どこに注目してマネジメントをしたらよいのだろう.
 本特集は,健診異常から内科・救急外来で扱う急性・慢性肝疾患まで,筆者が敬愛する総合内科,肝臓内科の先生方に執筆をお願いした.今まで“よくわからなかった”,“自信をもてなかった”肝疾患診療に,“自信をもって”臨んでいただけるようになれば,編者として望外の喜びである.忙しい間を縫ってご寄稿くだった先生方に感謝を申し上げたい.

[編集幹事]
竹山病院 内科  中野弘康



【第2特集】子どものスキンケア

プライマリ・ケア医が知っておきたい小児スキンケアの知識

 小児アトピー性皮膚炎やニキビの診療において,薬を処方したものの症状が改善せず悩むことはないだろうか.外用薬は,皮膚症状に応じた適切な薬剤を選択し,具体的な使用方法まで丁寧に指導してこそ,十分な効果が期待できる.しかし,保護者が治療に協力的でなかったり,患児自身が治療に積極的でなかったりする場面に直面することもある.
 本特集では,プライマリ・ケア医が知っておきたい小児の皮膚の特徴と,アトピー性皮膚炎の病態を踏まえた保護者を責めない治療戦略や生活指導,さらに思春期の子ども自身と向き合いながら実践するニキビ治療とスキンケア指導について,経験豊かな皮膚科医が解説する.加えて,医師のみならずチームでスキンケア指導を実践するための工夫や具体例を皮膚疾患ケア看護師より紹介する.また,生活指導に欠かせない小児向けスキンケア製品の安全性と機能性について化粧品開発に携わる専門家が解説する.いずれも一般診療所で活用できる内容であり,本特集が日々の診療の一助となれば幸いである.

[編集幹事]
ながたクリニック 伊藤明子
特集の目次
【第1特集】ジェネラリストの「肝」どころ

■総 論
肝障害患者を前にしたときの思考プロセス(松本伸行)
肝疾患以外で肝酵素上昇を起こす疾患たち(國松淳和)

■「肝」どころを掴もう
「急性肝炎」をどう認識して診断・治療につなげるか?(繁田知之,佐々木陽典)
肝障害をみたとき,最初に思い出すべきは患者が飲んでいる「薬」である(清水弘仁,津田享志)
アルコール関連肝疾患の変遷と最新の潮流 ─2011年JASBRA診断基準から現在まで─(髙橋秀明)
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)をどう認識して対処するか?(重福隆太)

■かかりつけ医として覚えておきたいこと
健診異常 ─健診で指摘された慢性肝障害をどう診るか─(重福隆太)
検診で肝炎ウイルス陽性を指摘されたらどうしたらよい?(鈴木達也,渡邊綱正)
肝硬変患者をどう見抜く?(中野弘康,清水弘仁)
自己免疫性肝疾患をどう見抜く?(中野弘康)


【第2特集】子どものスキンケア

■小児スキンケアの勘どころ
小児の皮膚の特徴とトラブルが起きやすい理由(菊地克子)
小児のアトピー性皮膚炎におけるスキンケアと生活指導 ─病態理解から治療設計,そして人生を見据えた医療へ─(佐々木 豪)
小児のニキビ肌のスキンケアと生活指導(野村有子)
チームで実践する小児のスキンケア指導(池邊裕美)
小児に適したスキンケア製品とは ─開発現場から見た安全性と機能性─(村上有美)
連載
えびさんぽ(52)
小児の服薬アドヒアランスを改善するにはどうすればよいですか?(青島周一)
―ランドマークスタディと路地裏エビデンス
―臨床での使い方

御縁ちゃんが導く誤嚥性肺炎クロニクル(16)
雨の記憶,静かに交差する意思──ACP編(宮上泰樹,近藤慶太)

薬剤師の知恵袋 〜医師に伝えたいマメ知識〜(11)
その組み合わせ,本当に大丈夫?(三宅更紗)
カートに追加しました。
お買い物を続ける カートへ進む