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月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,970円(本体2,700円+税10%) ※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0022-5207

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2026年2月 Vol. 108 No.3

【第1特集】ケースで学ぶ薬剤性疾患と服薬トラブル/【第2特集】いまどきの花粉症診療

ISBN 978-4-525-93026-4

定価

2,970(本体 2,700円+税10%)

  • 巻頭言
  • 特集の目次
  • 連載
巻頭言
【第1特集】ケースで学ぶ 薬剤性疾患と服薬トラブル

見逃されがちな「薬の問題」を診る力を養おう

 薬剤性疾患や服薬トラブルは,プライマリ・ケアの日常診療で最も頻繁に遭遇する問題の1つです.症状が多彩で,基礎疾患の増悪や新たな疾患の発症と区別が難しい場合も多く,時に診断の遅れや治療方針の混乱を招きます.さらに,服薬不全や自己調整,デバイスの使いにくさといった「患者の事情」も医療者が見落としがちな要因として存在し,治療効果を左右します.本特集は,こうした多面的な問題を「ケースで学ぶ」構成により,より実践的に捉えることを目的としています.
 第1部では,総合診療,救急,感染症,精神科,老年医学,緩和ケアなど多様な診療現場から,薬剤に起因する症状を見抜くポイントや,実際にどのような経過をたどったのかを提示します.薬剤性の可能性を疑う視点,薬歴の整理,ポリファーマシーや薬剤相互作用への着目,デバイス使用の背景理解など,日々の診療に直結する知識と姿勢を共有します.
 第2部では,医師が見落としやすい「患者側の事情」を取り上げます.服薬方法の誤り,自己中断,家族介入,経済的理由,在宅環境の影響など,医療者が気づきにくい障壁を多職種の視点から掘り下げ,医療者へのメッセージとしてまとめています.薬剤にまつわる問題は,患者の生活世界の理解と,チーム医療のなかでの情報共有が不可欠です.
 本特集が,読者の皆さまの「薬が原因かもしれない」と気づく感度を高め,薬剤性疾患・服薬トラブルへの理解と実践的対応力を深める一助となれば幸いです.

[編集幹事]
愛知医科大学医学部 地域総合診療医学寄附講座 宮田靖志



【第2特集】いまどきの花粉症診療

一歩進んだ「いまどきの花粉症診療」を学ぼう!

 花粉症は今や国民病とも言われ,日常診療でも頻度の高い疾患です.アレルギーマーチの概念が示すように,アトピー性皮膚炎や喘息との関連も深く,現代の生活環境や食習慣の変化がその増加に影響していると考えられます.薬物療法やアレルゲンの回避は重要ですが,戦後の食事内容の変化による腸内環境の乱れがアレルギー体質の背景にある点も見逃せません.加工食品の摂取増加やストレス,睡眠不足,屋内中心の生活など,免疫に負荷がかかる要因が重なり,花粉に過敏に反応しやすい体質が形成されています.また,花粉症の低年齢化により小児や妊娠中の患者が増えている現状では,小児医療の対応や,妊娠初期に発症するケースへの安全な投薬・栄養面の配慮も重要になります.
 本特集では,花粉症治療の最新の考え方に加え,腸と食事・栄養の視点からのアプローチ,さらに妊娠・授乳中の投薬の考え方など,日常診療に役立つ知識をまとめました.多くの患者が春の憂うつや集中力低下に悩むなか,医師が適切な知識を持つことはQOL改善に直結します.本特集が今後の診療の一助となれば幸いです.

[編集幹事]
医療法人梅華会 理事長 梅岡比俊
特集の目次
【第1特集】ケースで学ぶ 薬剤性疾患と服薬トラブル

■さまざまな診療セッティングで遭遇する薬剤に起因する症状 ─ケースからの学び─
総論:どのようなときに薬による問題を考えるのか(宮田靖志)
薬の影を照らす灯 DX 時代の総合診療が導く“ 見逃された真実”(関根一臣,鈴木富雄)
マルチモビディティとポリファーマシー(石丸裕康)
診断困難な症例の対応の立場から(井上陽子,大平善之)
救急外来で遭遇する薬剤に起因する症状(繁田知之,佐々木陽典)
院内発熱の影に潜む薬剤(森 岳雄,吉澤定子)
孤独な高齢者が見る幻覚 ──その診断は認知症で本当によいのか?(今村弥生)
フレイルと老衰のはざまで──食思不振を訴える高齢者へのアプローチ(岩田 勲)
何となくいつもの状態と異なり,基礎疾患の増悪,新規病態の出現を疑ったケース ──在宅医療で気づいた“よかれと思った”服薬トラブル(山本真輝,近藤敬太)
緩和ケアの立場から「たかが便秘,されど便秘」(石原辰彦)

■医師が気づきにくい患者の事情・服薬の問題
ポリドクターと服薬アドヒアランス(青島周一)
服薬トラブル回避の一言と薬剤師との連携(五十嵐 俊)
看護師の立場から(内藤知佐子)


【第2特集】いまどきの花粉症診療

■花粉症診療Up to Date
花粉症の発症機序と症状の発現機序(池谷 淳)
プライマリ・ケアにおける薬物療法(村川哲也)
花粉症の食事対策指導(梅岡比俊)
bio-psycho-social な視点から考える小児の花粉症(宇野浩史)
妊娠中および授乳中の花粉症治療─ 妊娠週数に基づく安全な治療選択と最新ガイドラインの視点─(國見幸太郎)
連載
えびさんぽ(50)
骨折の予防に対するビスホスホネート薬の効果はどれくらいですか?(青島周一)
―ランドマークスタディと路地裏エビデンス
―臨床での使い方

御縁ちゃんが導く誤嚥性肺炎クロニクル(14)
ノーマの手から縁蔵を守れ! ──ノーマとの戦い再び!(宮上泰樹,近藤慶太)

薬剤師の知恵袋 〜医師に伝えたいマメ知識〜(9)
花粉症・アレルギー疾患に用いられる薬剤の基礎(田中みずき)

Dr. Shin のよくわかる即戦力漢方(21・最終回)
水(津液)を上手く捌いて元気になる(橋本進一)
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