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カテゴリー: 臨床薬学

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調剤と服薬指導がわかる 小児科これだけ

改訂2版

御所南はらしまクリニック 副院長 原島知恵 監修
帝京平成大学薬学部 教授 山本佳久 著
帝京平成大学薬学部 教授 島﨑 学 著
国立成育医療研究センター看護部 副看護師長 藤田友紀 著
昭和医科大学統括薬剤部 准教授 百 賢二 著

定価

3,520(本体 3,200円 +税10%)


  • B5判  239頁
  • 2026年8月 発行
  • ISBN 978-4-525-77842-2

小児科の処方箋,これで大丈夫!

小児科でよくみる症状・疾患と,処方例や服薬指導,調剤のポイントを一冊にまとめました.
改訂2版では,あらたに6疾患を追加したほか,薬剤,ワクチン接種時期などの情報をアップデート.

【この本でわかること】
◎小児の成長発達(理解力・食形態など)の目安
◎小児用量の算出や処方監査に必要な計算方法
◎シロップ剤や散剤など小児科に多い剤形の調剤方法
◎小児科外来でよくみる42の症状・疾患の薬物療法
◎症状・疾患ごとの処方,服薬指導・生活指導のポイント など

【こんな薬剤師におすすめ】
◎小児科の調剤を経験したことがない
◎小児科の処方箋に壁を感じている
◎とにかく小児用量の計算が苦手
◎保護者からの質問に対応できるか不安

  • 監修のことば
  • はじめに
  • 目次
監修のことば
 『調剤と服薬指導がわかる 小児科これだけ』の初版が発行されてから,3 年が経ちました.
初版の監修に携わるなかで,私自身も小児科調剤の基本やその特殊性について知識を新たにいたしました.そして,「きっと薬剤師の方々のお役に立てる,実際的な一冊になるはずだ」と確信したことを今でも鮮明に思い出します.ありがたいことに多くの読者に恵まれ,このたび,初版から時期を置かずに改訂版を発行する運びとなりました.
 本書は初版の構成を引き継ぎ,Ⅰ部で「小児科調剤のきほん」を,Ⅱ部で「小児科でよくみる症状・疾患」を分かりやすく解説しています.さらに今版では,近年の小児科外来の多様性をより深くご理解いただけるよう,Ⅱ部に「神経発達症」「起立性調節障害」「内分泌疾患(1 型糖尿病,バセドウ病)」の項目を新たに追加いたしました.
 今日も外来では,「オレンジの薬,後から苦くなるから苦手」「あの粒の薬,飲めると思ったけど大きすぎる」「白い薬が甘すぎて飲めない」など,子どもたちからのクレーム,いや,貴重な意見が飛び交っています.多くのお子さんにとってお薬が苦手なものであることに変わりはありません.しかしながら,「お薬を頑張って飲んだ」「お薬を飲んだことで病気がよくなって元気になった」という一連の経験は,子どもたちにとって確かな“ 成功体験” へとつながります.子どもたちの身体の健康を守るだけでなく,こころの育ちもサポートできるよう,薬剤師の方々と連携し,日々の小児薬物療法に取り組んでいきたいと考えています.
 本書が初版に続き,薬剤師の皆様にとって小児科調剤の理解をさらに深め,日々の臨床現場に寄り添う一冊となることを心より願っております.

2026年6月
御所南はらしまクリニック
副院長 原島知恵
はじめに
 本書は,医療現場で働いて間もない薬剤師や,⼩児科の処方・調剤に触れる機会が少ないままキャリアを積み上げてきた薬剤師に,⼩児科調剤の基礎を体系的に学べる入門書として,2023年に刊行されました.お陰様でたくさんの⽅々より好評をいただき,著者⼀同,たいへん喜ばしく思っています.同時に,⽇頃⼩児科の調剤に苦労し,悩んでいる薬剤師が,われわれが思っていた以上に多く存在することの現実を改めて認識することができました.
 そしてこの度,さらに内容を充実させた改訂2版を発刊する運びとなりました.⼩児が⾼頻度で罹患する疾患ごとの症状,治療薬,服薬指導のポイントなどをまとめた第Ⅱ部「⼩児科でよくみる症状・疾患」では,新たな執筆者を迎え,取り上げる疾患数を増やしました.また,巻末付録として,散剤や液剤の成分量から製剤量への変換や,賦形剤添加量の計算など,⼩児科調剤では避けては通れないさまざまな計算について,いつでも練習や復習ができるよう計算ドリルを収載しました.
 ⼩児科の調剤は多くの薬剤師が苦⼿意識をもつ分野の⼀つです.普段,⼩児科の処⽅箋を受け付ける機会の少ない薬局に,突如⼩児科の処⽅箋が舞い込んできたら多少はナーバスになることもあるでしょう.しかし,薬剤師は薬学部⽣時代に調剤系の講義や事前実習,実務実習で,粉薬やシロップ剤の計量調剤,軟膏の混合・充填,服薬指導,⼩児疾患に対する薬物治療などを繰り返し学び,相応の筆記試験や実技試験に合格して今に⾄っています.少しのきっかけさえあれば,記憶の底に眠っていた知識や技術が呼び起こされ,やがて確固とした知識・技術として定着していくことでしょう.
 本改訂2版が読者のみなさまにとってそのきっかけとなれば幸いです.

2026年6月
帝京平成⼤学薬学部物理薬剤学ユニット
教授 山本佳久
目次
Ⅰ ⼩児科調剤のきほん
小児科調剤で気をつけること
 1 ⼩児の成⻑発達と服薬
 2 調剤をはじめる前に
 3 ⼩児⽤量が規定されている内服薬の処⽅監査
 4 ⼩児⽤量が規定されていない内服薬の処⽅監査
 5 外⽤剤の処⽅監査
⼩児科で扱う製剤の調剤⽅法
 6 粉薬の調剤
 7 シロップ剤の調剤
 8 軟膏・クリーム剤の調剤
剤形の特徴と服薬指導
 9 ⼩児への服薬指導
 10 粉 薬
 11 シロップ剤
 12 錠剤・カプセル剤
 13 坐 剤
 14 軟膏・クリーム剤
 15 点眼剤
 16 吸⼊剤
 17 点⿐剤
 18 全⾝作⽤型貼付剤(経⽪吸収剤)

Ⅱ 小児科でよくみる症状・疾患
 1 かぜ症候群(感冒)
 2 インフルエンザ
 3 ⽔痘(みずぼうそう)
 4 ⿇しん(はしか)・⾵しん
 5 流⾏性⽿下腺炎(おたふくかぜ)
 6 ヘルパンギーナ
 7 ⼿⾜⼝病
 8 咽頭結膜熱
 9 溶連菌性咽頭炎
 10 百⽇咳
 11 1型糖尿病
 12 バセドウ病
 13 てんかん
 14 熱性けいれん
 15 クループ症候群
 16 肺 炎
 17 急性気管⽀炎
 18 気管⽀喘息
 19 便秘症
 20 感染性胃腸炎
 21 鵞⼝瘡(⼝腔カンジダ症)
 22 ぎょう⾍症
 23 夜尿症
 24 尿路感染症
 25 結膜炎
 26 ⻨粒腫(ものもらい)・霰粒腫
 27 急性中⽿炎
 28 外⽿炎
 29 アレルギー性⿐炎
 30 ⿐副⿐腔炎
 31 アトピー性⽪膚炎
 32 尋常性ざ瘡(ニキビ)
 33 乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹
 34 接触⽪膚炎
 35 蕁⿇疹
 36 伝染性膿痂疹(とびひ)
 37 伝染性軟属腫(⽔いぼ)
 38 アタマジラミ症
 39 ⾍刺され
 40 ペットによる咬傷
 41 切り傷・擦り傷
 42 外傷性疾患(⾻折・捻挫・打撲)
 43 やけど
 44 貧⾎(鉄⽋乏性貧⾎)
 45 周期性嘔吐症(⾃家中毒症)
 46 乗物酔い
 47 起⽴性調節障害
 48 神経発達症(ADHD・ASD)

コラム
 適応外使⽤の考え⽅
 服薬補助ゼリー
 チャイルドレジスタンス容器
 エピペン

巻末付録
 小児調剤 計算ドリル

事項索引
薬剤索引
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