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とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌

月刊:毎月5日発行 B5判 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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2026年4月 Vol.77 No.5

小児薬物療法の継続管理

成長にあわせた治療のかたちをつないでいく!

ISBN 978-4-525-94031-7

定価

2,200(本体 2,000円+税10%)

  • 巻頭言
  • 目次
巻頭言
 成人に比べ,小児は比較的短期間のうちに,急激な身体的・精神的・社会的発達を遂げます.小児期,思春期,成人期初期のダイナミックな変化に対応するためには,これらの変化に合わせた支援が必要です.小児期の薬物療法においては,心身が成熟した成人に対するものと異なり,小児薬用量や服薬能力などの発達段階に応じる視点に加え,家庭・学校といった生活環境の変化を踏まえる視点も必要です.また,小児期発症の慢性疾患に対しては,長期にわたる薬物療法を行っている間に,医療が進歩し,使用していた薬剤が変更される場合もあります.つまり,発達段階,生活環境の変化のほか,医療の進歩による薬剤の変化も捉え,その時々に必要な薬学的管理を行う必要があります.
 さらに,近年の医療の進歩により,小児がん経験者を含む小児期発症疾患を有する児の多くが療養生活を続けながら成人期に達しています.そのような方々がQOLを保ちながら社会生活を営むためには適切な「トランジション(移行)」が欠かせません.トランジションは「小児期発症の慢性疾患をもつ患者が,小児を対象としたヘルスケアから成人を対象とするヘルスケアへ切れ目なく移る計画的,継続的,包括的な患者中心のプロセス」を意味します.当然のことながら,トランジションは薬物療法も含み,多くの事例において,医師だけでは良好な支援体制の構築は困難です.よって,看護師,心理職,医療ソーシャルワーカー,理学療法士,管理栄養士のほか,薬剤師が重要な役割を担います.
 本特集では,成長・発達に伴い変化する薬物療法を医師・薬剤師がどのように管理し,継続的に関与するかを解説します.アレルギー疾患,てんかん,発達障害・ADHD(注意欠如多動症),便秘症,内分泌疾患,肥満症・生活習慣病,腎疾患などで実施される長期に及ぶ薬物療法の典型例を通じて,薬物療法に関する継続管理のマイルストーン(薬物療法の節目と各過程での管理)をご習得いただくことを目的に構成されています.執筆は臨床現場で活躍する現役の医師・薬剤師の先生方にお願いすることができました.
 本特集を通じ,小児から成人期へと続く薬物療法の“ながれ”を見つめ直し,成長と生活の双方の視点から薬物療法の継続管理のあり方を再考する一助となれば幸いです.

昭和医科大学江東豊洲病院こどもセンター センター長
阿部 祥英
目次
特集
小児薬物療法の継続管理
成長にあわせた治療のかたちをつないでいく!

■特集にあたって (阿部 祥英)

■小児薬物療法の節目をつなぐ継続管理 ─年齢に応じた処方設計・服薬支援─ (神谷 太郎)

■疾患別「継続管理」プラクティス
[気管支喘息]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (宮林 広樹 ほか)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (船越 晴喜)
[アトピー性皮膚炎]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (山本 貴和子 ほか)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (若林 仁美)
[食物アレルギー]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (前田 麻由)
 ・長期リスク管理とフォローアップ (阿部 久瑠美)
[てんかん]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (日隈 のどか)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (江畠  麗)
[発達障害・ADHD]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (朝比奈 美輝)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (村社 計寿)
[便秘症]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (川野 晋也)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (安福 功一)
[低身長]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (中野 有也)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (阿部 久瑠美)
[1型糖尿病]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (磯島  豪)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (米澤 夏里)
[ネフローゼ症候群]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (日比野 聡)
 ・長期服薬管理とフォローアップ (小林 麻美)
[肥満症・生活習慣病]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (土橋 一重)
 ・長期治療継続支援とフォローアップ (小林 麻美)
[夜尿症]
 ・治療の基本方針と薬物療法 (布山 正貴 ほか)
 ・長期治療継続支援とフォローアップ (岡田 美香)

■成人期での治療継続へ向けて ─移行期医療の現状と課題─ (三川 武志)


シリーズ

■えびさんぽ
 小児の服薬アドヒアランスを改善するにはどうすればよいですか?
 (青島 周一)

■飲み合わせ研究所 子どもの服薬Tips
 〈第40回〉ツムラ十全大補湯エキス顆粒(医療用)
 (小嶋  純 米子 真記)

■医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
・SGLT2阻害薬で転倒リスクが上昇?
・GLP-1受容体作動薬で加齢黄斑変性症リスクが上昇?
 (佐藤 宏樹 澤田 康文)

■薬剤師40年目の独り言
 薬剤用語のジェネレーションギャップ
 (鎧のない薬剤師)

■ぐっとよくなる! 漢方処方 快訣ビフォーアフター
 〈第28回〉関節症状に対する漢方医学的アプローチ 生薬の組み合わせの変化で臨床応用の幅が大きく拡がる
 (津田 篤太郎)

■薬剤師の1,2,3,4!(ヒフみよ) 大井教授の皮膚×くすり講座
 16時限目 皮膚のかゆみ
 (大井 一弥)

■みんなどうやってる?がん薬剤師外来
 〈第4回〉面談は院内のどの場所で行っていますか?
 (内池 明博 川上 和宜 坂田 幸雄 杉野 善彦 福岡 智宏)

■Gebaita?! 薬剤師の語(カタ)ログ
 〈第52回〉がん患者のアピアランスケア ~臨床薬剤師のジレンマ~
 (山田 友奈美)

■タイパUP!誰も教えてくれなかった臨床業務の段取りお手本ファイル
 〈File 13〉向精神薬の持参薬が院内採用品にないときの処方変更や代替薬への切り替え
 (別所 千枝)


レポート

片頭痛の発作間欠期負担と中枢神経感作:薬剤師に期待される役割
(伊東 育己 石井 正和)
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