visual core pharma
薬物治療学
改訂15版
吉尾 隆 他編
定価
9,900円(本体 9,000円 +税10%)
- B5判 939頁
- 2026年3月 発行
- ISBN 978-4-525-72105-3
薬物治療のスタンダードな教科書!
薬物治療学のスタンダードな教科書の改訂版!病態と主な治療薬の作用点をカラーイラストで示し,標準的な薬物治療を理解するために必要な臨床医学・薬学の基礎知識を解説.さらに第110回を含む過去の薬剤師国家試験の出題内容を反映し,改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムにも対応.薬学生や薬剤師に大いに役立つ一冊.
- 序文
- 目次
序文
visual core pharma薬物治療学の改訂15版を発刊することになりました.初版から15年が経過し,新たな薬理作用や薬効をもつ薬剤が多く追加されています.本書では,これらの新薬に関する知識も随時追加掲載し,薬学生が学び易く,卒業後に臨床薬剤師として臨床業務に適切に活かしていくことを可能としています.
これまでの15年間にわたる本書の改訂を振り返ると,14版では,CDTM(Collaborative Drug Therapy Management)やPBPM(Protocol Based Pharmacotherapy Management)の実施施設が国内で増加している状況を踏まえ,これらの治療管理では,あらかじめ医師と合意した手順書に基づき,薬剤師による薬の種類や投与量などの変更,検査オーダーを含めた実践が可能となることを述べました.この取り組みについては,11年前の4版ですでに言及しており,チーム医療の進展とともに,薬剤師がより踏み込んで活躍できる環境が整っていくことを示してきました.また,CDTMやPBPMの治療管理では,薬物治療での薬剤師の専門性が,今後さらに重要な役割を担うようになると予測しました.更に,2022年度には医学,歯学,薬学が連携してモデル・コア・カリキュラムの同時策定が行なわれました.この改訂では,薬物治療での実践的能力が明記されました.その内容として,患者の社会的背景等を把握し,全人的に捉えたうえで薬物治療を個別最適化する能力の向上が示され,処方提案についても詳細な項目が挙げられています.
このような状況を踏まえ,本書ではこれまで,薬学部6年間で学ぶべき薬物治療学を想定してきました.今後,薬剤師が医師と同様に,より専門性の高い職種として医療に貢献していくことが求められるのであれば,本書にも,薬物治療学の研究に結び付く視点が求められます.薬物治療での処方提案や処方設計は,その根拠となる様々な研究を理解することで,より質が高まります.更に自分自身が研究に取り組み,その成果を薬物治療にフィードバックすることで,処方提案や処方設計が進化していくことになります.現在,多くの薬学部では,次世代を担う臨床教員の育成にも力を注いでいます.また,大学病院の薬剤師にも臨床教員としての役割があり,薬局薬剤師にも同様の資質が求められます.幸い,本書の著者は,臨床家であるとともに研究者であることが求められており,各自担当している分野のエキスパートでもあります.疾患ごとの薬物治療に関する解説には,多くの文献やガイドラインが引用されており,本文を読み進める中で,多くの研究報告に触れることが可能になっています.本書が薬学生から薬剤師へ,そしてより専門性の高い臨床家となるための教科書となれば幸甚です.
2026年早春
編者を代表して
吉尾 隆
これまでの15年間にわたる本書の改訂を振り返ると,14版では,CDTM(Collaborative Drug Therapy Management)やPBPM(Protocol Based Pharmacotherapy Management)の実施施設が国内で増加している状況を踏まえ,これらの治療管理では,あらかじめ医師と合意した手順書に基づき,薬剤師による薬の種類や投与量などの変更,検査オーダーを含めた実践が可能となることを述べました.この取り組みについては,11年前の4版ですでに言及しており,チーム医療の進展とともに,薬剤師がより踏み込んで活躍できる環境が整っていくことを示してきました.また,CDTMやPBPMの治療管理では,薬物治療での薬剤師の専門性が,今後さらに重要な役割を担うようになると予測しました.更に,2022年度には医学,歯学,薬学が連携してモデル・コア・カリキュラムの同時策定が行なわれました.この改訂では,薬物治療での実践的能力が明記されました.その内容として,患者の社会的背景等を把握し,全人的に捉えたうえで薬物治療を個別最適化する能力の向上が示され,処方提案についても詳細な項目が挙げられています.
このような状況を踏まえ,本書ではこれまで,薬学部6年間で学ぶべき薬物治療学を想定してきました.今後,薬剤師が医師と同様に,より専門性の高い職種として医療に貢献していくことが求められるのであれば,本書にも,薬物治療学の研究に結び付く視点が求められます.薬物治療での処方提案や処方設計は,その根拠となる様々な研究を理解することで,より質が高まります.更に自分自身が研究に取り組み,その成果を薬物治療にフィードバックすることで,処方提案や処方設計が進化していくことになります.現在,多くの薬学部では,次世代を担う臨床教員の育成にも力を注いでいます.また,大学病院の薬剤師にも臨床教員としての役割があり,薬局薬剤師にも同様の資質が求められます.幸い,本書の著者は,臨床家であるとともに研究者であることが求められており,各自担当している分野のエキスパートでもあります.疾患ごとの薬物治療に関する解説には,多くの文献やガイドラインが引用されており,本文を読み進める中で,多くの研究報告に触れることが可能になっています.本書が薬学生から薬剤師へ,そしてより専門性の高い臨床家となるための教科書となれば幸甚です.
2026年早春
編者を代表して
吉尾 隆
目次
Ⅰ章 総 論
薬物治療学概論
Ⅱ章 臨床検査値
臨床検査とは
Ⅲ章 疾患と薬物治療
心臓・血管系疾患
1 不整脈
2 心不全
3 高血圧症
4 腎血管性高血圧・腎実質性高血圧
5 虚血性心疾患
6 閉塞性動脈硬化症
7 心原性ショック
8 感染性心内膜炎
9 その他の心臓・血管系疾患
血液・造血器系疾患
10 貧血
11 血栓・塞栓
12 播種性血管内凝固症候群
13 血友病
14 紫斑病
15 白血球減少症
16 白血病
17 悪性リンパ腫
18 多発性骨髄腫
消化器系疾患
19 消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)
20 胃食道逆流症
21 胃炎
22 腸炎(急性腸炎)
23 潰瘍性大腸炎
24 クローン病
25 過敏性腸症候群
26 虫垂炎
27 肝炎・肝硬変
28 薬剤性肝障害
29 胆石症
30 胆管炎・胆囊炎
31 膵炎
32 痔核
33 下痢・便秘
34 悪心・嘔吐
腎臓・尿路疾患
35 ネフローゼ症候群
36 糸球体腎炎
37 腎不全
38 糖尿病性腎症
39 薬剤性腎症
40 尿路感染症・腎盂腎炎
41 尿路結石
42 過活動膀胱・低活動膀胱・膀胱炎
43 前立腺肥大症
生殖器疾患
44 異常妊娠
45 異常分娩
46 不妊
47 子宮内膜症
48 その他の生殖器疾患
呼吸器・胸部疾患
49 慢性閉塞性肺疾患
50 気管支喘息
51 上気道炎(かぜ症候群)・急性気管支炎
52 インフルエンザ(流行性感冒)
53 肺炎
54 間質性肺炎
55 肺結核
56 百日咳
内分泌系疾患
57 甲状腺機能異常症(亢進症/低下症)
58 副甲状腺機能異常症(亢進症/低下症)
59 クッシング症候群
60 アジソン病
61 アルドステロン症
62 尿崩症
63 その他の内分泌系疾患
代謝性疾患
64 糖尿病
65 脂質異常症
66 高尿酸血症・痛風
神経・筋疾患
67 脳炎・髄膜炎
68 脳血管疾患
69 一過性脳虚血発作
70 てんかん
71 熱性けいれん
72 重症筋無力症
73 パーキンソン病
74 アルツハイマー型認知症
75 血管性認知症
76 レビー小体型認知症
77 頭痛
78 その他の神経・筋疾患
精神疾患
79 統合失調症
80 うつ病・双極症(双極性障害)
81 不安症
82 心身症
83 睡眠障害(不眠・ナルコレプシー)
84 薬物依存症
85 アルコール依存症
耳鼻咽喉疾患
86 めまい・メニエール病
87 アレルギー性鼻炎・花粉症
88 副鼻腔炎
89 中耳炎
90 その他の耳鼻咽喉疾患
皮膚疾患
91 アトピー性皮膚炎
92 皮膚真菌症
93 蕁麻疹
94 薬疹
95 水疱症
96 乾癬
97 接触皮膚炎
98 光線過敏症
99 褥瘡
眼疾患
100 緑内障
101 白内障
102 結膜炎
103 網膜症
104 その他の眼疾患
骨・関節疾患
105 骨粗鬆症
106 関節リウマチ
107 変形性関節症
108 骨軟化症
アレルギー・免疫疾患
109 アナフィラキシーショック
110 後天性免疫不全症候群
111 全身性エリテマトーデス
112 その他のアレルギー・免疫疾患
感染症
113 全身性細菌感染症
114 皮膚細菌感染症
115 薬剤耐性菌感染症
116 ヘルペスウイルス感染症
117 その他のウイルス感染症
118 深在性真菌症
119 原虫感染症
120 寄生虫感染症
悪性腫瘍
121 胃癌
122 食道癌
123 大腸癌
124 肝癌
125 胆囊癌・胆管癌
126 膵癌
127 肺癌
128 腎癌
129 前立腺癌
130 膀胱癌
131 子宮癌(子宮体癌/子宮頸癌)
132 卵巣癌
133 乳癌
134 脳腫瘍
135 骨肉腫・ユーイング肉腫
136 網膜芽細胞腫
137 その他の悪性腫瘍
138 緩和医療
その他の薬物治療
139 支持療法
140 臓器移植・造血幹細胞移植・輸血
141 全身麻酔
142 消毒薬
薬剤師国家試験 出題問題対応表
薬物治療学改訂15版 主な改訂箇所一覧
一般索引
薬剤索引
薬物治療学概論
Ⅱ章 臨床検査値
臨床検査とは
Ⅲ章 疾患と薬物治療
心臓・血管系疾患
1 不整脈
2 心不全
3 高血圧症
4 腎血管性高血圧・腎実質性高血圧
5 虚血性心疾患
6 閉塞性動脈硬化症
7 心原性ショック
8 感染性心内膜炎
9 その他の心臓・血管系疾患
血液・造血器系疾患
10 貧血
11 血栓・塞栓
12 播種性血管内凝固症候群
13 血友病
14 紫斑病
15 白血球減少症
16 白血病
17 悪性リンパ腫
18 多発性骨髄腫
消化器系疾患
19 消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)
20 胃食道逆流症
21 胃炎
22 腸炎(急性腸炎)
23 潰瘍性大腸炎
24 クローン病
25 過敏性腸症候群
26 虫垂炎
27 肝炎・肝硬変
28 薬剤性肝障害
29 胆石症
30 胆管炎・胆囊炎
31 膵炎
32 痔核
33 下痢・便秘
34 悪心・嘔吐
腎臓・尿路疾患
35 ネフローゼ症候群
36 糸球体腎炎
37 腎不全
38 糖尿病性腎症
39 薬剤性腎症
40 尿路感染症・腎盂腎炎
41 尿路結石
42 過活動膀胱・低活動膀胱・膀胱炎
43 前立腺肥大症
生殖器疾患
44 異常妊娠
45 異常分娩
46 不妊
47 子宮内膜症
48 その他の生殖器疾患
呼吸器・胸部疾患
49 慢性閉塞性肺疾患
50 気管支喘息
51 上気道炎(かぜ症候群)・急性気管支炎
52 インフルエンザ(流行性感冒)
53 肺炎
54 間質性肺炎
55 肺結核
56 百日咳
内分泌系疾患
57 甲状腺機能異常症(亢進症/低下症)
58 副甲状腺機能異常症(亢進症/低下症)
59 クッシング症候群
60 アジソン病
61 アルドステロン症
62 尿崩症
63 その他の内分泌系疾患
代謝性疾患
64 糖尿病
65 脂質異常症
66 高尿酸血症・痛風
神経・筋疾患
67 脳炎・髄膜炎
68 脳血管疾患
69 一過性脳虚血発作
70 てんかん
71 熱性けいれん
72 重症筋無力症
73 パーキンソン病
74 アルツハイマー型認知症
75 血管性認知症
76 レビー小体型認知症
77 頭痛
78 その他の神経・筋疾患
精神疾患
79 統合失調症
80 うつ病・双極症(双極性障害)
81 不安症
82 心身症
83 睡眠障害(不眠・ナルコレプシー)
84 薬物依存症
85 アルコール依存症
耳鼻咽喉疾患
86 めまい・メニエール病
87 アレルギー性鼻炎・花粉症
88 副鼻腔炎
89 中耳炎
90 その他の耳鼻咽喉疾患
皮膚疾患
91 アトピー性皮膚炎
92 皮膚真菌症
93 蕁麻疹
94 薬疹
95 水疱症
96 乾癬
97 接触皮膚炎
98 光線過敏症
99 褥瘡
眼疾患
100 緑内障
101 白内障
102 結膜炎
103 網膜症
104 その他の眼疾患
骨・関節疾患
105 骨粗鬆症
106 関節リウマチ
107 変形性関節症
108 骨軟化症
アレルギー・免疫疾患
109 アナフィラキシーショック
110 後天性免疫不全症候群
111 全身性エリテマトーデス
112 その他のアレルギー・免疫疾患
感染症
113 全身性細菌感染症
114 皮膚細菌感染症
115 薬剤耐性菌感染症
116 ヘルペスウイルス感染症
117 その他のウイルス感染症
118 深在性真菌症
119 原虫感染症
120 寄生虫感染症
悪性腫瘍
121 胃癌
122 食道癌
123 大腸癌
124 肝癌
125 胆囊癌・胆管癌
126 膵癌
127 肺癌
128 腎癌
129 前立腺癌
130 膀胱癌
131 子宮癌(子宮体癌/子宮頸癌)
132 卵巣癌
133 乳癌
134 脳腫瘍
135 骨肉腫・ユーイング肉腫
136 網膜芽細胞腫
137 その他の悪性腫瘍
138 緩和医療
その他の薬物治療
139 支持療法
140 臓器移植・造血幹細胞移植・輸血
141 全身麻酔
142 消毒薬
薬剤師国家試験 出題問題対応表
薬物治療学改訂15版 主な改訂箇所一覧
一般索引
薬剤索引