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カテゴリー: 癌・腫瘍学

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オンコロジークリニカルガイド

オンコロジークリニカルガイド

がん支持療法

1版

湘南医療大学薬学部薬物治療学研究室 教授 佐藤淳也 編
広島市立広島市民病院血液内科 部長 西森久和 編
名古屋大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長 宮崎雅之 編

定価

6,050円(本体 5,500円 +税10%)


  • B5判  255頁
  • 2026年10月 発行
  • ISBN 978-4-525-42231-8

臨床の力になる支持療法のエビデンス

がん治療の進歩に伴い,支持療法は患者の治療継続やQOL向上に欠かせない重要な治療領域となっています.
一方で,関連するエビデンスやガイドラインは急速に増加しており,最新情報を継続的に把握することは容易ではありません.
本書『オンコロジークリニカルガイド 支持療法』は,単なるガイドラインの解説にとどまらず,推奨の根拠となる代表的な臨床試験やピボタル論文を丁寧に読み解き,「なぜ推奨されているのか」を理解できるよう構成されています.
支持療法の中核となるエビデンスを厳選して整理し,その背景や臨床的意義まで解説.支持療法の全体像を体系的に学びながら,日常診療に直結する知識を身につけることができます.
医師,薬剤師,看護師など,がん医療に携わるすべての医療従事者に役立つ一冊です.

  • 目次
  • 序文
目次
第1章 支持療法でのエビデンスのとらえ方
1 支持療法とエビデンス
2 支持療法のエビデンスを読み解く基本

第2章 支持療法各論
1 悪心・嘔吐 ① 化学療法誘発性悪心・嘔吐
2 悪心・嘔吐 ② その他の悪心・嘔吐
3 骨髄抑制
4 電解質異常
5 消化管障害 ① 便 秘
6 消化管障害 ② 下 痢
7 呼吸器障害
8 皮膚障害 ① 手足症候群
9 皮膚障害 ② EGFR阻害薬によるざ瘡様皮疹
10 皮膚障害 ③ 爪,脱毛・色素沈着など
11 神経障害 ① 末梢神経障害
12 神経障害 ② 中枢神経障害
13 口腔障害 ① 口腔粘膜炎
14 口腔障害 ② 味覚異常
15 口腔障害 ③ 薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
16 肝障害
17 膵臓障害
18 腎・泌尿器障害 ① 腎障害の予防,投与量調整
19 腎・泌尿器障害 ② タンパク尿および泌尿器障害
20 循環器障害 ① 心機能障害
21 循環器障害 ② 血栓,線溶・凝固異常など
22 内分泌異常 ① 糖代謝異常(高血糖)
23 内分泌異常 ② 糖代謝異常以外の内分泌異常
24 悪液質
25 倦怠感
26 腫瘍崩壊症候群
27 インフュージョンリアクション・アナフィラキシー
28 血管外漏出,静脈炎
29 眼障害
30 がん薬物療法における家族暴露対策
31 免疫関連有害事象(irAE)
32 社会・経済毒性
33 妊孕性

Topic
腫瘍随伴症候群
リンパ浮腫
視力障害・流涙症
遺伝子診断の考え方
序文
 オンコロジークリニカルガイドは,すでに消化器癌,乳癌,肺癌,泌尿器癌といった領域において,豊富なエビデンスを網羅した「希有」な書籍として知られている.がん支持療法について本シリーズの執筆依頼を受けたとき,私たちは大きな喜びと同時に,その重責を感じた.支持療法が,いよいよ主要ながん化学療法に並ぶ「一つの治療法」として認められる時代になったのだと実感したからである.PubMed で「支持療法(supportive care)」を検索すると,1970 年代は年間約200 本であった論文数が,現在では年間3,000 本を超えるまでに増加している.ガイドラインも同様で,がん関連だけでも年間約300 の新規発刊や改訂が行われている.今や支持療法は,一つの独立した学問領域として,活発な研究とエビデンスの蓄積が進んでいる.果たしてわれわれ医療者は,この膨大な情報を十分にアップデートできているだろうか.
 がん支持療法に関わるわれわれは,この領域のガイドラインをどのように読むべきだろうか.
 通常,推奨文は簡潔にまとめられている.しかし,推奨文できめ細かな支持療法が実践できるであろうか? 支持療法には,どれくらい有効か? そのメリットとデメリットがある.本書では,推奨の根拠となる代表的な論文を取り上げ,そのデータを提示している.
 ガイドラインは改訂され続けているが,根拠となるピボタル論文は大きく変わらないことも多い.本書では,それらの論文を中心に,エビデンスの核心を整理して提示している.
 その領域に精通した著者と我々編者は,本著の企画を通じて支持療法の基盤となるエビデンスを網
羅的に把握した.厳選したエビデンスは,読者のみなさまの支持療法の臨床実践につながるものと確信している.

2026年9月

湘南医療大学薬学部薬物治療学研究室 教授
佐藤淳也

広島市立広島市民病院血液内科 部長
西森久和

名古屋大学医学部附属病院薬剤部 副薬剤部長
宮崎雅之
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