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とびだせ、薬剤師!
臨床現場で活躍する薬剤師の知識やスキルのおさらい&アップデートをサポートする雑誌

月刊:毎月5日発行 定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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※増刊号・臨時増刊号を除く ISSN 0044-0035

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2022年7月 Vol.73 No.8

知っておきたい呼吸ケア

定価

2,200(本体 2,000円+税10%)

  • 目次
  • 巻頭言
目次
(特集)

■特集にあたって
・呼吸ケアを要する患者の対応時に,本特集をさっと一読してほしい (井端英憲) 

■生理整頓! 呼吸にまつわる解剖と生理学
・呼吸器の構造と役割(岩中宗一 ほか)
・動脈血ガス分析と酸塩基平衡
 -酸素を届けろ! ガス交換と血液による運搬-(長谷川浩嗣)
・薬剤師に必要な呼吸機能検査の知識(坂野昌志)
・呼吸器ケアで参照する画像所見の見方(小澤良之)

■呼吸器ケアで改善したい症状と症候
・呼吸困難(辻 愛士 ほか)
・咳・喀痰(金光禎寛)
・喘 鳴(田尻智子)
・異常呼吸(油田尚総)

■呼吸器ケアの対象となる疾患群
・肺炎・肺化膿症・膿胸(大西涼子 ほか)
・喘息とCOPD(新実彰男)
・間質性肺炎・肺線維症(榎本紀之)
・循環器系疾患(石倉 健)
・呼吸困難と神経筋疾患(大内智洋)

■呼吸を助けるくすり
・気管支拡張薬の使いかた・使いどころ-β2刺激薬-(中根茂喜)
・気管支拡張薬の使いかた・使いどころ-吸入抗コリン薬-(坂野昌志)
・呼吸困難感を軽減するためのステロイドの使いかた(篠永 浩)
・吸入デバイスの取り扱いとセルフマネジメント(荒川正悟)
・人工呼吸療法中の鎮静・せん妄対策の薬物療法(岩田 聡)

■非薬物的治療法の考え方
・酸素療法(岡野智仁 ほか)
・呼吸リハビリテーション(五明岳展 ほか)
・栄養療法(二村昭彦 ほか)
・人工呼吸療法(都丸敦史 ほか)

コラム:在宅人工呼吸療法ってなに?(坂野昌志)

(シリーズ)

■えびさんぽ
 COPDに対する長時間作用型抗コリン薬の吸入は効果がありますか?
 (青島周一)

■現場で働く薬剤師のための臨床薬学研究のオモテ・ウラ〈第7回〉
 業務環境のオモテ・ウラ①〜時間をつくる技法〜
 (大井一弥)

■Gebaita?! 薬剤師の語ログ〈第7回〉
 疑義照会…上手くできていますか?
 (大森智史)

■薬剤部門管理者・ミドルマネジャーのためのBSC活用入門 〈第4回〉
 ファーマシーマネジメントとバランスト・スコアカード
 (赤瀬朋秀)

■薬剤師力の型新たな思考と行動プランを手に入れろ!〈漆ノ型〉
 「臨床現場」という研究室で,次世代にも残る価値ある論文作成に着手せよ!
 (坂野昌志)

■くすりのかたち外伝わかる!
 使える!まいにち薬会話〈第7回〉
 「混ぜないでください」(前編)
 (浅井考介 柴田奈央)

■医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
 ・薬剤師介入でうつ病患者のアドヒアランス向上
 ・高用量アセトアミノフェンで血圧上昇
 (佐藤宏樹 澤田康文)

■薬剤師が三ツ星シェフ-業務に活きる!活かせる!
 経静脈栄養のホントのところ- 番外編 リハビリテーション栄養と薬剤師②
 〜これから必ず求められる視点〜
 (東 敬一朗)

■腫瘍薬学ハイライト
 血中マイクロRNAと新規がん検診法
 (川西正祐)

■喫茶よりみち
薬剤師の知っ得リテラシー〈Scene #07〉
4回目接種,対象者はどのように決まった?~今,わかっていることを整理する~
 (井出和希)

■書評
・絵でまるわかり分子標的抗がん薬 改訂2版
 (吉村知哲)

・知っておきたいOTC医薬品 第3版
 (豊見 敦)
巻頭言
呼吸ケアを要する患者の対応時に,本特集をさっと一読してほしい

 呼吸ケアの定義はさまざまですが,呼吸器疾患だけでなく循環器疾患や神経筋疾患などで呼吸関連の異常を呈する患者に対して,職種横断的に病態を評価し,治療を提供することと考えられます.
 「ケア」という言葉からわかるように,従来は患者に直接触れる看護師や理学療法士を中心に使用されてきた言葉です.「呼吸ケア」についてまとめた書籍では,酸素療法や人工呼吸管理,呼吸リハビリテーションや吸痰手技などの技術的内容が多く取りあげられており,薬物療法やその根拠となる病態評価を解説したものは少なかったように思います.
 本特集では,呼吸ケアという概念を急性期・集中治療領域で提供される「非薬物的治療」だけでなく,慢性期から在宅診療まで広義に捉えて,薬剤師として知っておきたい内容を簡略にまとめました.「呼吸器ケアの対象となる疾患群」では,今まで何度も取り上げられている疾患ばかりですが,呼吸ケアの視点で入院から外来治療・在宅診療まで「連続して患者の病態を把握する」ための知識の整理に活用してもらえると思います.
 さらに「非薬物的治療法の考え方」では,理学療法士・管理栄養士・臨床工学士ら多職種の呼吸ケアに対する考え方を知ることになり,「栄養サポートチーム」「褥瘡対策チーム」「緩和ケアチーム」などに参加している病院薬剤師ならば,職種横断的な治療展開への理解を深めてくれるものと思います.
 一方,外来治療や在宅診療では,薬物療法の進歩により,従来なら長期入院になっていた慢性呼吸不全や慢性心不全の患者が在宅で過ごすことが増えています.当然,保険薬局の薬剤師は,呼吸困難や咳・痰などの呼吸器症状の相談を受けることも増えているはずです.そんな時は,「呼吸器ケアで改善したい症状と症候」を読んでいただき,「患者・家族への病態説明」を含む「ワンランク上の服薬指導」に役立ててください.薬のことだけしか説明しない薬局と,患者・家族の不安に対して簡単なアドバイスができる薬剤師のいる薬局では,どちらが「選ばれる薬局」になるかは明らかです.
 なお,今回はあえて「呼吸ケアチーム(RCT)」の話題には触れませんでしたし,悪性腫瘍患者の終末期の呼吸ケアにも触れていません.これらの話題は,特集1冊分の内容を有しているので,今後,別途企画されることを期待しています.
 呼吸ケアは,多くの薬剤師が得意ではないかもしれない領域だけに,この1冊が呼吸ケアを要する患者に介入する際に「さっと一読する参考書」になることを祈念しています.

国立病院機構三重中央医療センター 副院長
井端 英憲
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