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「いま」必要な情報を届ける雑誌

月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,750円(本体2,500円+税10%) ISSN 0022-5207

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2023年4月 Vol. 105 No.4

達人に学ぶ

小児の発熱・皮膚疾患

定価

2,750(本体 2,500円+税10%)

  • 今月の視点
  • 特集の目次
  • 連載
今月の視点
発熱と皮膚疾患に対応できれば小児外来の9割はうまくいく

 延べ20万人近い子どもを診てきた開業医の立場から断言できる.発熱(とその随伴症状)と皮膚疾患に対応できれば小児外来の9割はうまくいく.
 この2分野は頻度が高く,診療の結果が素人にもわかりやすい.ミスをすれば,後医から正しい病名と転帰が伝えられ,保護者にも誤診とわかってしまう.誤魔化しがききにくく,プロとアマチュアの差が歴然としている.その分,達人から学べば上達を実感しやすい分野でもある.この特集の執筆陣は,最高の達人たちであると自信をもっている.
 発熱分野については,私が直接語り合って,(あくまでも個人の感想であるが)「この人は本物だ」と感じた先生にお願いした.「小児の発熱なんて,風邪ばっかりだろう」と思っている人でも考えを新たにする内容である.
 皮膚分野については,尊敬する馬場直子先生(神奈川県立こども医療センター皮膚科部長)から貴重なご縁をいただいた.長濱通子先生(神戸ほくと病院皮膚科・美容皮膚科部長)には,ご執筆のみならず,プライマリ・ケア医が知っておくべき疾患の専門医の先生方をご紹介いただいた.ご著書に多大な影響を受けた中村健一先生(ドクターケンクリニック院長)にもご協力いただいた.ここに深く感謝申し上げる.
 私の医師としてのテーマは,「境界を作らない」ことである.すべての診療科は患者さんのためと思うなら,同じ診療分野である.加えて,「卓越すること」が重要である.どうやっても敵わない匠の技を学び続けたい.いま,境界を越えた匠である先生方の金言の数々に,編者として,一読者として感動している.そして,この特集が子どもたちの未来を救う一冊になることを確信している.

〔編集幹事〕
 こだま小児科
 児玉和彦
特集の目次
■小児の発熱診療
発熱診療の鉄則(鉄原健一)
風邪と診断するための病歴・身体診察(伊原崇晃)
発熱診療に潜む診断エラー(利根川尚也)
抗菌薬の適応(大竹正悟)
小児急性期診療と新型コロナウイルス感染症(笠井正志)
発熱と随伴症状の治し方(牟田広美)
発熱と予防医学(古市美穂子)
原因がわからない発熱のアプローチと転帰(伊藤秀一)

■小児の皮膚診療
小児の皮膚 総論(玉城善史郎)
よく見る小児の皮膚疾患(日野治子)
小児感染症の皮膚コモンディジーズとピットフォール(中村健一)
見逃したくない重症皮膚疾患(持丸奈央子,他)
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の見分け方と外用療法のポイント(佐々木りか子)
乳幼児のアザ(長濱通子)
脱毛症(伊藤泰介)
小児のスキンケア(伊藤明子)
連載
1 問 1 答! 在宅報酬必須知識(7)
厚生労働大臣が定める疾病等(別表第7)(永井康徳)

えびさんぽ(16)
気管支喘息の治療に用いられるβ 2 刺激薬は安全ですか?(青島周一)
─ランドマークスタディと路地裏エビデンス
─臨床での使い方

総合診療 POEMs ─診療で使える! 旬なオススメ文献─(11)
降圧薬内服のタイミングは「朝食前」と「夕食後」どちらがいいの?(戸田智也,他)

高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス(8)
便 秘(谷川聖明)
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