カテゴリー: 整形外科学
TEXT整形外科学
改訂6版
千葉大学 教授 大鳥精司 編
滋賀医科大学 教授 今井晋二 編
北里大学 主任教授 髙相晶士 編
愛知医科大学 教授 高橋伸典 編
定価
8,800円(本体 8,000円 +税10%)
- 四六倍判 528頁
- 2026年1月 発行
- ISBN 978-4-525-32056-0
基礎から最新治療まで、整形外科学の体系をコンパクトにとらえる一冊
整形外科領域の基礎知識から最新治療までを体系的に理解できるよう,内容をコンパクトにまとめた一冊.第6版では新たに「スポーツ外傷と障害」を設け,さらに臨床で重要性が増す「術前・術後のリハビリテーション治療」を追加.医師・理学療法士・作業療法士国家試験の出題基準にも配慮し,医学生からPT・OTを志す学生まで基礎固めにも臨床への橋渡しにも最適な整形外科学テキストである.
- 序文
- 目次
序文
第5版の改訂からすでに6年の歳月がたちました.最近の技術革新に伴い医学・医療の世界では,診断技術や治療方法の進歩は著しく,整形外科学においても基礎的研究から臨床応用まで,新たな発展が数多くみられます.一方,「TEXT整形外科学」は1996年に第1版が出版されて以来,“教科書とは新知見をくまなく取り込むものではなく,その時代に広く認知されている知見を幅広く網羅し,体系的に理解できるように記載するものであるべき”との考えのもと,編集改訂を行い,学生に理解しやすい記載を心がけてきました.
この度,第6版を上梓することになり,従来の基本的な編集方針に基づき,最新知見も可能な限り取り込むように工夫しながら,整形外科領域の基礎的知識を幅広く体系的に理解できるように工夫いたしました.
今回の改訂にあたって,編者4名のうち2名が交代し,それぞれ専門とする分野の編集を担当していただき,より詳細に記載内容を検討していただくとともに,新たな執筆者を多数迎え内容のさらなる充実を図りました.オールカラーで視覚的なわかりやすさに加え,大きな改訂点として「スポーツ外傷と障害」の章を新設しました.また,リハビリテーションの重要性に鑑み,「術前・術後のリハビリテーション治療」の項目を追加し,医師・理学療法士・作業療法士の国家試験出題基準にも対応するよう配慮しました.
本書は当初,医学生の教科書として刊行されましたが,改訂を重ねる中で理学療法士・作業療法士などを目指す学生の教育にも広く利用されています.第5版同様,本書も簡潔でありながら必要な情報を網羅し,基礎から最新の治療までを体系的に理解できる構成となっています.医療者を志す多くの方々の知識整理に役立つものと確信しています.
本書を通じて,読者が現代整形外科学への理解を一層深めていただければ,編者一同これに勝る喜びはありません.
2025年11月
編者を代表して 大鳥精司
この度,第6版を上梓することになり,従来の基本的な編集方針に基づき,最新知見も可能な限り取り込むように工夫しながら,整形外科領域の基礎的知識を幅広く体系的に理解できるように工夫いたしました.
今回の改訂にあたって,編者4名のうち2名が交代し,それぞれ専門とする分野の編集を担当していただき,より詳細に記載内容を検討していただくとともに,新たな執筆者を多数迎え内容のさらなる充実を図りました.オールカラーで視覚的なわかりやすさに加え,大きな改訂点として「スポーツ外傷と障害」の章を新設しました.また,リハビリテーションの重要性に鑑み,「術前・術後のリハビリテーション治療」の項目を追加し,医師・理学療法士・作業療法士の国家試験出題基準にも対応するよう配慮しました.
本書は当初,医学生の教科書として刊行されましたが,改訂を重ねる中で理学療法士・作業療法士などを目指す学生の教育にも広く利用されています.第5版同様,本書も簡潔でありながら必要な情報を網羅し,基礎から最新の治療までを体系的に理解できる構成となっています.医療者を志す多くの方々の知識整理に役立つものと確信しています.
本書を通じて,読者が現代整形外科学への理解を一層深めていただければ,編者一同これに勝る喜びはありません.
2025年11月
編者を代表して 大鳥精司
目次
第1章 運動器の構造と機能
A 骨の構造と機能
1 骨の機能
2 骨の種類
3 骨の構造
4 骨の発生と成長
5 骨の代謝
6 骨癒合
B 関節の構造と機能
1 関節の機能と種類
2 可動(滑膜)関節の構造
3 関節の発生
4 軟骨の修復
C 筋・腱の構造と機能
D 運動にかかわる神経
第2章 整形外科的診断法
A 病 歴
1 病歴聴取
2 変 形
3 機能障害
B 視 診
1 皮 膚
2 変 形
3 歩 容
C 触 診
1 関節腫脹
2 関節動揺
3 拘縮,強直
D 整形外科的計測法
1 姿 勢
2 肢位・変形
3 関節可動域
4 四肢長
5 周囲径
6 筋 力
E 神経学的所見のとり方
1 運 動
2 感 覚
3 反射・病的反射
4 神経徴候とtension sign
5 その他
F 画像検査
1 単純X線
2 造影検査
3 CT
4 MRI
5 シンチグラフィー,PET
6 その他の画像検査
7 関節鏡検査
G 臨床検査
H 生理・病理学的検査
1 電気生理学的検査
2 細胞診・組織診
第3章 整形外科的治療法
A 保存療法
1 薬物療法
2 注射療法
3 牽引療法
4 脱臼整復法
5 ギプスなどによる固定法
6 装具療法
7 理学療法
B 手術療法
1 手術準備と基本
2 各部位の手術アプローチ
3 骨手術の原則(骨接合術の基本と骨移植術)
4 腱手術
5 関節手術
6 四肢切断術
7 組織移植手術
8 組織再生手術
C 人工臓器
1 人工関節
2 人工骨
第4章 脊椎・脊髄
A 斜 頚
B 脊椎・脊髄の先天異常
C 脊柱変形
1 小児の脊柱変形
2 成人の脊柱変形
D 脊椎の炎症性疾患
E 頚椎・胸椎疾患
F 腰椎疾患
G 脊髄腫瘍および馬尾腫瘍
第5章 上 肢
A 肩関節の先天異常
先天性肩甲骨高位症
その他の先天異常
1 鎖骨の先天異常
2 上腕骨・肩甲骨の先天異常
B 肩関節障害
1 肩関節の不安定症
2 肩軟部組織の変性疾患
C 肘関節の変形
D 肘関節障害
E 手の先天異常
F 手指変形
1 解剖 ―内在筋―
2 解剖 ―指伸筋機構―
G 手・手関節障害
第6章 下 肢
A 先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全
B 大腿骨頭すべり症
C 股関節炎
D 内反膝・外反膝・反張膝
E 先天性下腿偽関節症
F 足・足関節疾患
第7章 代謝性疾患
A 骨粗鬆症
B くる病・骨軟化症
C 副甲状腺(上皮小体)機能亢進症および低下症
D 甲状腺機能異常およびその他の骨代謝疾患
第8章 骨・関節系統疾患
A 軟骨無形成症
B 骨形成不全症
C 大理石骨病
D 先天性脊椎骨端異形成症
E 先天性多発性関節拘縮症
F 骨Paget病
第9章 非感染性骨・関節,軟部組織疾患
A 変形性関節症
変形性股関節症
変形性膝関節症
B 骨壊死症・骨端症
C 滑膜炎・関節炎
D 離断性骨軟骨炎
E 軟部病変
腱付着部症
de Quervain病(ドケルバン病)
弾発指(ばね指)
強剛母指
滑液包炎
骨化性筋炎,異所性骨化
進行性骨化性線維異形成症
ガングリオン
第10章 感染性骨・関節疾患
A 化膿性骨髄炎
急性化膿性骨髄炎
慢性化膿性骨髄炎
B 感染性関節炎
化膿性関節炎
その他の感染性関節炎
第11章 骨・軟部腫瘍
総 論
A 分類と疫学
B 診 断
C 治 療
各 論
A 原発性良性骨腫瘍
B 原発性悪性骨腫瘍
C 転移性骨腫瘍
D 骨腫瘍類似疾患
E 良性軟部腫瘍
F 悪性軟部腫瘍
第12章 外 傷
A 外傷のプライマリケア
B 骨折・脱臼
骨折 総論
脱臼 総論
脊椎骨折・脱臼
脊髄損傷
肩関節(亜)脱臼
上腕骨骨折
肘関節部骨折
前腕骨骨折
手の外傷
骨盤骨折
大腿骨近位部骨折
大腿骨骨幹部骨折
膝関節部骨折
脛骨骨幹部骨折
足関節部骨折
踵骨骨折
距骨骨折
足部の骨折・脱臼
C 筋・腱の損傷
D 末梢神経損傷
第13章 末梢神経障害
A 絞扼性神経障害
上肢の絞扼性神経障害
下肢の絞扼性神経障害
胸郭出口症候群
B 神経痛
複合性局所疼痛症候群(CRPS)
神経痛性筋萎縮症
第14章 整形外科疾患のリハビリテーション治療
A 理学療法と作業療法
1 理学療法
2 作業療法
B 運動器のリハビリテーション治療
1 脊椎疾患のリハビリテーション治療
2 脊髄損傷のリハビリテーション治療
3 股関節のリハビリテーション治療
4 膝関節のリハビリテーション治療
5 肩関節のリハビリテーション治療
6 手のリハビリテーション治療
7 脳性麻痺のリハビリテーション治療
C 義肢・装具療法
1 義 手
2 義 足
3 上肢装具
4 下肢装具
5 体幹装具
6 歩行補助具
D パラスポーツ総論
1 スポーツの歴史
2 パラスポーツの分類
3 パラスポーツにおける役割
E 身体障害者福祉法・介護保険法・障害者自立支援法・障害者総合支援法
1 身体障害者福祉法
2 介護保険法
3 障害者自立支援法・障害者総合支援法
第15章 スポーツ外傷と障害
A 脊椎のスポーツ障害
腰椎のスポーツ障害
B 肩関節のスポーツ障害(投球による障害)
C 肘・手関節のスポーツ障害
1 肘関節のスポーツ障害
2 手関節・手のスポーツ障害
D 股関節・骨盤のスポーツ外傷・障害
E 膝関節のスポーツ外傷
F 膝関節・足関節のスポーツ障害
1 膝関節のスポーツ障害
2 下腿・足関節のスポーツ障害
第16章 ロコモティブシンドローム
A 総 論
1 ロコモティブシンドロームの概念
2 サルコペニアの概念
3 フレイルの概念
4 ロコモ,サルコペニア,フレイルの位置づけ
B 各 論
1 ロコモの診断
2 ロコモの予防
3 食事指導・栄養管理
資 料
医師国家試験出題基準対応表(令和6年度版)
日本語索引
外国語索引
A 骨の構造と機能
1 骨の機能
2 骨の種類
3 骨の構造
4 骨の発生と成長
5 骨の代謝
6 骨癒合
B 関節の構造と機能
1 関節の機能と種類
2 可動(滑膜)関節の構造
3 関節の発生
4 軟骨の修復
C 筋・腱の構造と機能
D 運動にかかわる神経
第2章 整形外科的診断法
A 病 歴
1 病歴聴取
2 変 形
3 機能障害
B 視 診
1 皮 膚
2 変 形
3 歩 容
C 触 診
1 関節腫脹
2 関節動揺
3 拘縮,強直
D 整形外科的計測法
1 姿 勢
2 肢位・変形
3 関節可動域
4 四肢長
5 周囲径
6 筋 力
E 神経学的所見のとり方
1 運 動
2 感 覚
3 反射・病的反射
4 神経徴候とtension sign
5 その他
F 画像検査
1 単純X線
2 造影検査
3 CT
4 MRI
5 シンチグラフィー,PET
6 その他の画像検査
7 関節鏡検査
G 臨床検査
H 生理・病理学的検査
1 電気生理学的検査
2 細胞診・組織診
第3章 整形外科的治療法
A 保存療法
1 薬物療法
2 注射療法
3 牽引療法
4 脱臼整復法
5 ギプスなどによる固定法
6 装具療法
7 理学療法
B 手術療法
1 手術準備と基本
2 各部位の手術アプローチ
3 骨手術の原則(骨接合術の基本と骨移植術)
4 腱手術
5 関節手術
6 四肢切断術
7 組織移植手術
8 組織再生手術
C 人工臓器
1 人工関節
2 人工骨
第4章 脊椎・脊髄
A 斜 頚
B 脊椎・脊髄の先天異常
C 脊柱変形
1 小児の脊柱変形
2 成人の脊柱変形
D 脊椎の炎症性疾患
E 頚椎・胸椎疾患
F 腰椎疾患
G 脊髄腫瘍および馬尾腫瘍
第5章 上 肢
A 肩関節の先天異常
先天性肩甲骨高位症
その他の先天異常
1 鎖骨の先天異常
2 上腕骨・肩甲骨の先天異常
B 肩関節障害
1 肩関節の不安定症
2 肩軟部組織の変性疾患
C 肘関節の変形
D 肘関節障害
E 手の先天異常
F 手指変形
1 解剖 ―内在筋―
2 解剖 ―指伸筋機構―
G 手・手関節障害
第6章 下 肢
A 先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全
B 大腿骨頭すべり症
C 股関節炎
D 内反膝・外反膝・反張膝
E 先天性下腿偽関節症
F 足・足関節疾患
第7章 代謝性疾患
A 骨粗鬆症
B くる病・骨軟化症
C 副甲状腺(上皮小体)機能亢進症および低下症
D 甲状腺機能異常およびその他の骨代謝疾患
第8章 骨・関節系統疾患
A 軟骨無形成症
B 骨形成不全症
C 大理石骨病
D 先天性脊椎骨端異形成症
E 先天性多発性関節拘縮症
F 骨Paget病
第9章 非感染性骨・関節,軟部組織疾患
A 変形性関節症
変形性股関節症
変形性膝関節症
B 骨壊死症・骨端症
C 滑膜炎・関節炎
D 離断性骨軟骨炎
E 軟部病変
腱付着部症
de Quervain病(ドケルバン病)
弾発指(ばね指)
強剛母指
滑液包炎
骨化性筋炎,異所性骨化
進行性骨化性線維異形成症
ガングリオン
第10章 感染性骨・関節疾患
A 化膿性骨髄炎
急性化膿性骨髄炎
慢性化膿性骨髄炎
B 感染性関節炎
化膿性関節炎
その他の感染性関節炎
第11章 骨・軟部腫瘍
総 論
A 分類と疫学
B 診 断
C 治 療
各 論
A 原発性良性骨腫瘍
B 原発性悪性骨腫瘍
C 転移性骨腫瘍
D 骨腫瘍類似疾患
E 良性軟部腫瘍
F 悪性軟部腫瘍
第12章 外 傷
A 外傷のプライマリケア
B 骨折・脱臼
骨折 総論
脱臼 総論
脊椎骨折・脱臼
脊髄損傷
肩関節(亜)脱臼
上腕骨骨折
肘関節部骨折
前腕骨骨折
手の外傷
骨盤骨折
大腿骨近位部骨折
大腿骨骨幹部骨折
膝関節部骨折
脛骨骨幹部骨折
足関節部骨折
踵骨骨折
距骨骨折
足部の骨折・脱臼
C 筋・腱の損傷
D 末梢神経損傷
第13章 末梢神経障害
A 絞扼性神経障害
上肢の絞扼性神経障害
下肢の絞扼性神経障害
胸郭出口症候群
B 神経痛
複合性局所疼痛症候群(CRPS)
神経痛性筋萎縮症
第14章 整形外科疾患のリハビリテーション治療
A 理学療法と作業療法
1 理学療法
2 作業療法
B 運動器のリハビリテーション治療
1 脊椎疾患のリハビリテーション治療
2 脊髄損傷のリハビリテーション治療
3 股関節のリハビリテーション治療
4 膝関節のリハビリテーション治療
5 肩関節のリハビリテーション治療
6 手のリハビリテーション治療
7 脳性麻痺のリハビリテーション治療
C 義肢・装具療法
1 義 手
2 義 足
3 上肢装具
4 下肢装具
5 体幹装具
6 歩行補助具
D パラスポーツ総論
1 スポーツの歴史
2 パラスポーツの分類
3 パラスポーツにおける役割
E 身体障害者福祉法・介護保険法・障害者自立支援法・障害者総合支援法
1 身体障害者福祉法
2 介護保険法
3 障害者自立支援法・障害者総合支援法
第15章 スポーツ外傷と障害
A 脊椎のスポーツ障害
腰椎のスポーツ障害
B 肩関節のスポーツ障害(投球による障害)
C 肘・手関節のスポーツ障害
1 肘関節のスポーツ障害
2 手関節・手のスポーツ障害
D 股関節・骨盤のスポーツ外傷・障害
E 膝関節のスポーツ外傷
F 膝関節・足関節のスポーツ障害
1 膝関節のスポーツ障害
2 下腿・足関節のスポーツ障害
第16章 ロコモティブシンドローム
A 総 論
1 ロコモティブシンドロームの概念
2 サルコペニアの概念
3 フレイルの概念
4 ロコモ,サルコペニア,フレイルの位置づけ
B 各 論
1 ロコモの診断
2 ロコモの予防
3 食事指導・栄養管理
資 料
医師国家試験出題基準対応表(令和6年度版)
日本語索引
外国語索引