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カテゴリー: 整形外科学  |  外科学一般

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骨折・脱臼

改訂5版

元防衛医科大学校 教授 冨士川恭輔 編集
九州労災病院名誉院長 鳥巣岳彦 編集

定価

37,400(本体 34,000円 +税10%)


  • 四六倍判  1,325頁
  • 2023年5月 発行
  • ISBN 978-4-525-32005-8

“骨折”と“脱臼”のすべてがわかる! 国内屈指の外傷学成書

本書は整形外科領域の代表的疾患である“骨折”と“脱臼”のすべてを各部位の治療スペシャリストにより解説した2000年の発刊より好評を得ている国内屈指の外傷学成書.改訂5版では全面的に記載内容を見直し,高齢者骨折の充実をはじめ各部位における最新の知見・治療法などを幅広くアップデートした.

  • 目次
  • 序文
目次
総  論

第1章 骨の構造と機能
 1 骨の構造と分類
 2 骨の組織学
 3 骨の発生・成長
 4 骨の生化学,骨の代謝
 5 骨の再生医療

第2章 骨折の定義(用語)と分類
 1 骨折の定義(用語)
 2 骨折の分類
 3 遷延治癒,偽関節(骨癒合不全)の定義(用語)
 4 偽関節の分類
 5 脱臼の定義(用語)と分類

第3章 骨折の治癒過程
 1 骨折治癒過程の種類
 2 骨折治癒過程の病理組織像
 3 仮骨形成のきっかけ
 4 仮骨形成にかかわる細胞の由来
 5 仮骨形成における細胞増殖と細胞分化
 6 治癒過程における血行回復
 7 治癒過程における強度回復
 8 治癒過程に影響する因子
 9 細胞レベルにおいて治癒過程を制御する因子
 10 骨折に対する積極的保存療法

第4章 骨折に用いる内固定材料
 1 骨折に用いる内固定材料の歴史
 2 金属製内固定材料の素材
 3 金属製内固定材料の種類
 4 金属製内固定材料の問題点
 5 吸収性内固定材料
 6 その他の内固定材料(骨充填剤)
 7 創外固定法

第5章 骨移植
 1 骨折治療における骨移植の目的
 2 移植材料(移植骨)の機能
 3 移植骨の種類
 4 移植骨の自然経過
 5 自家骨組織採取方法
 6 骨移植の形状の種類
 7 骨バンク

第6章 骨折の症候
 1 全身症候
 2 局所症候

第7章 骨折の診断
 1 病歴聴取
 2 診  察
 3 画像診断
 4 遷延治癒,偽関節(骨癒合不全)の診断

第8章 骨折の合併症
 1 急性期合併症
  A全身的合併症
  B局所的合併症
 2 遅発性合併症

第9章 人工関節置換術後の関節周囲骨折
 1 股関節
 2 膝関節
 3 肩関節
 4 肘関節
 5 足関節

第10章 骨折の治療原則
 1 骨折治療史概説
 2 新鮮骨折患者の全身管理
 3 出血性ショックの処置
 4 新鮮皮下骨折の治療
  A保存療法
  B手術療法
 5 新鮮開放骨折の治療
 6 変形癒合の治療
 7 遷延治癒と偽関節(骨癒合不全)の治療
 8 創外固定の歴史

第11章 小児の骨折と骨端線損傷
A.小児の骨折
 1 小児の骨の特徴と骨折様式
 2 小児骨折の統計
 3 診  断
 4 治  療
B.骨端線損傷
 1 骨端線の形態と機能
 2 病  態
 3 骨端線損傷の統計
 4 分  類
 5 診  断
 6 治  療

第12章 高齢者骨折の特殊性
 1 骨折の好発部位
 2 高齢者骨折の特殊性(病態と病因)
 3 高齢者骨折の疫学
 4 保存療法か手術療法かの選択基準,その利点と欠点
 5 人工関節周囲骨折
 6 リハビリテーション
 7 骨折・再骨折の予防対策(運動器不安定症対策,ロコモ対策)
 8 高齢者骨折での死因,死亡率

各  論

第13章 上肢の骨折
 1 上腕骨近位部骨折
 2 肩関節脱臼・脱臼骨折
 3 上腕骨骨幹部骨折
 4 上腕骨遠位部・前腕骨近位部骨折
  小児上腕骨遠位部骨折
  小児上腕骨顆上骨折
  小児上腕骨遠位骨端離開
  小児上腕骨外側顆骨折
  小児上腕骨内側顆骨折
  小児上腕骨内側上顆骨折
  成人上腕骨遠位部骨折
  上腕骨顆上骨折と通顆骨折
  上腕骨遠位部完全関節面骨折
  上腕骨内側顆・外側顆骨折
  上腕骨滑車・小頭骨折
  橈骨近位部骨折
  小児橈骨頚部骨折,頭部骨折
  成人橈骨頭骨折,頚部骨折
  尺骨近位部骨折
  肘頭骨折
  尺骨鉤状突起骨折
  肘関節脱臼(脱臼骨折)
  Monteggia骨折
  橈骨頭脱臼
 5 前腕骨(橈骨・尺骨)骨幹部骨折
 6 橈骨遠位端骨折
 7 手根骨骨折
  舟状骨骨折
  大菱形骨骨折
  有鉤骨鉤骨折
  月状骨骨折
  豆状骨骨折
  その他の手根骨骨折
 8 中手骨・手指骨骨折
  中手骨骨折
  中手骨骨幹部(骨幹端)骨折
  中手骨骨頭骨折
  中手骨頚部骨折
  中手骨基部骨折
  第1 CM関節脱臼骨折(Bennett骨折)
  Roland骨折
  第5 CM関節脱臼骨折
  他のCM関節脱臼骨折
  基節骨・中節骨骨折
  基節骨骨幹部骨折
  基節骨基部骨折
  基節骨・中節骨頚部骨折(骨頭回転型)
  末節骨骨折
  末節骨基部背側骨折(槌指)
  末節骨基部掌側骨折
  末節骨粗面骨折
  末節骨開放骨折

第14章 肩甲帯・胸郭部の骨折
 1 肩甲骨骨折
 2 肩鎖関節脱臼
 3 鎖骨骨折
 4 胸骨骨折
 5 肋骨骨折

第15章 脊椎骨折
 1 頚椎骨折
 2 胸椎・腰椎骨折
 3 仙骨・尾骨骨折

第16章 骨盤・股関節骨折
 1 骨盤骨折
 2 寛骨臼骨折
 3 外傷性股関節脱臼

第17章 下肢の骨折
 1 大腿骨近位部骨折
  大腿骨頭骨折
  大腿骨頚部骨折
  大腿骨頚基部骨折
  大腿骨転子部骨折
  大腿骨転子下骨折
  小児大腿骨近位部骨折
 2 大腿骨骨幹部骨折
 3 大腿骨遠位部骨折
 4 膝蓋骨骨折
 5 膝蓋骨脱臼
 6 脛骨近位部骨折
  脛骨顆部骨折
  脛骨粗面骨折
 7 膝関節脱臼
 8 腓骨頭骨折
 9 脛骨骨幹部骨折
 10 腓骨骨幹部骨折
 11 足関節部骨折(脱臼)
  足関節果部骨折
  脛骨天蓋骨折
  足関節脱臼
 12 足部骨折
  距骨骨折
  踵骨骨折
  足根骨脱臼骨折
  Chopart関節脱臼骨折
  Lisfranc関節脱臼骨折
  その他の足根骨脱臼骨折
  中足骨骨折
  趾骨骨折

日本語索引
外国語索引
略語索引
序文
 骨折・脱臼は整形外科医が最も遭遇する機会の多い疾患の一つであるため,海外では古くから多くの優れた骨折・脱臼に関する書が出版されており,我々はそれを学び,さらに我々独自の基礎的研究,臨床的研究そして臨床経験を積んだ結果,わが国でも優れた骨折・脱臼に関する書が出版されております.
 本書は編集者と南山堂編集部が,単に海外の業績の翻訳,引用するようなものではなく,わが国独自の知見に基づく骨折・脱臼の書を著すことを目的に,わが国の最先端でご活躍されている先生方に御協力を頂き,「ご自身の基礎的研究,臨床的研究そして臨床経験による知見に基づき,さらに海外の優れた知見を参考に加味する書を著す」という理念でご執筆頂きました.また骨折,脱臼の治療には基礎的知識が不可欠であるという編集者の考えから,基礎的分野にも多くの頁を割いております.
 2000年に初版を上梓して以来早くも23年が経ちました.この間,次々と得られる新しい知見を加えながら,またお読み頂いた先生方のご指摘を検討しながら2005年に第2版,2012年に第3版,さらに2018年に第4版と改訂を重ね,今般改訂第5版を発刊する運びとなりました.
 版を重ねる度に一部執筆者が入れ替わりましたが,「わが国独自の基礎的,臨床的研究,臨床経験に基づく」という基本理念を守り,少しずつ成長してまいりました.編集者は初版以来,常に読者の目線に立ち,ご執筆頂いた原稿と図表を何度も読み直し,各章の構成,文章,表現法,用語などを統一し,全編を通して違和感なく矛盾を感じることなく読めるよう,ご執筆頂いた先生方に何度も校正をお願い致しました.
 また本書を読まれた先生方から改善,訂正すべき点などの貴重なご意見を頂き,改訂の度に参考にさせて頂きました.そして“教科書というのは編集者,執筆者,読者そして出版社編集部が一体となって成長させる”ということを実感致しました.以前,すでに海外の定番となっている教科書の1章を担当させて頂いた時に,内容に関して編集者と激しい議論を繰り返し,最後に編集者に「これは私の本だ」と言われ,「いや読者の本だ.読者には正しい知見を伝えるべきだ」と反論し自分の知見を守った経験から定番に成長していく書のあり方を学びました.
 この度第5版の改訂でも編集者とご執筆頂いた先生方の間で,度重なる意見の交換があり,校正を繰り返して頂きました.ご多忙にも拘わらずその都度対応してくださった先生方に心より御礼申し上げます.特に編集者とご執筆頂いた先生方の間に立ち,調整頂いた南山堂編集部の秡川氏をはじめ編集部の皆様方のご尽力・ご苦労に心より感謝申し上げます.
 皆様方の力を合わせ,本書がいわゆる「定番」に一歩一歩近づくことを目指しております.

2023年3月
冨士川恭輔
鳥巣岳彦
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