カテゴリー: 総合診療医学/プライマリ・ケア医学 | 内科学一般
Common Diseases Up to date
改訂2版
板金 広 編
上田剛士 編
矢吹 拓 編
定価
13,200円(本体 12,000円 +税10%)
- AB判 726頁
- 2026年8月 発行
- ISBN 978-4-525-21072-4
情報があふれる時代に,臨床の「勘所」を学ぶ
ひとりで診療していると,わからないこと疑問点,解決できないことが出てきて,自分の診療に自信が持てない,といった不安や悩みはありませんか?
その悩み,本書が解決します.
本書では,第一線で診療を続けている医師が,日常診療でよくみる疾患を,実臨床に役立つ知識にフォーカスし,下記の構成で解説しています.
①Overview:診療に役立つ疾患の要点を「見開き2ページ」で視覚的に解説
②Minimum requirement:最低限押さえたい診療のポイントを「箇条書き」で解説
③Up to date:診療のエビデンスなどを,処方例も盛り込み詳細に解説
そして,改訂2版では,取り上げる疾患を65に増やしました.また今版のコラムでは,その新しい知見が自分の実践にどういう意味をもつか,つい見落としがちな所見との関連などを学ぶことができます.
情報があふれる時代に,臨床の「勘所」が学べる開業医の教科書.ぜひ日常診療のアップデートにご活用ください.
- 序文
- 目次
序文
情報があふれる時代に,臨床の「勘所」を学ぶ
この数年で,医学の学び方は大きく変わりました.
知りたいことがあれば,AI を用いて瞬時に情報へ到達できます.Perplexity で文献を探し,NotebookLM で整理し,ChatGPT と対話しながら理解を深めることもできます.学びは,かつてない速度と柔軟性を手に入れました.
しかし,診療の現場で問われるのは,情報の多寡ではありません.どこを見るべきか.何を見落としてはいけないか.どの時点で次の一手を考えるべきか.そうした判断の軸となる勘所は,情報を集めるだけでは身につきません.
本書の執筆陣は,いずれも第一線で診療を続けている医師です.日々の外来で患者に向き合い,迷い,考え,判断を重ねています.プライマリ・ケアで疾患に向き合う際に,どこを見るか,どこで迷うか,どう対応するかが具体的に示されています.本書は知識を網羅する本ではありません.診療の軸をつくるための本です.
本書の使い方は一つではありません.時間をかけて読み込み,理解を深めるのもよいです.まず全体を通して読み,疾患の輪郭と重要点をつかんでおくのも有効です.そして,必要な場面で該当箇所に立ち返り,自ら文献を検索して深く掘り下げる.このように,全体像を俯瞰し,必要なところを深める学び方が重要です.
なお,本書初版で扱った一部の前癌病変や腫瘍性病変については,2 版ではあえて割愛しました.これらについては,姉妹本として企画している書籍で,より体系的に扱う予定です.
情報へのアクセスは容易になりました.しかし,診療を支えるのは情報の量ではなく,それをどう使うかです.よく出会う疾患を,現場の感覚で捉え直すこと.その積み重ねが,診療の質を確実に底上げします.
本書が,あなたの診療の判断を支える一冊となれば幸いです.
2026 年7 月
いたがねファミリークリニック
板金 広
この数年で,医学の学び方は大きく変わりました.
知りたいことがあれば,AI を用いて瞬時に情報へ到達できます.Perplexity で文献を探し,NotebookLM で整理し,ChatGPT と対話しながら理解を深めることもできます.学びは,かつてない速度と柔軟性を手に入れました.
しかし,診療の現場で問われるのは,情報の多寡ではありません.どこを見るべきか.何を見落としてはいけないか.どの時点で次の一手を考えるべきか.そうした判断の軸となる勘所は,情報を集めるだけでは身につきません.
本書の執筆陣は,いずれも第一線で診療を続けている医師です.日々の外来で患者に向き合い,迷い,考え,判断を重ねています.プライマリ・ケアで疾患に向き合う際に,どこを見るか,どこで迷うか,どう対応するかが具体的に示されています.本書は知識を網羅する本ではありません.診療の軸をつくるための本です.
本書の使い方は一つではありません.時間をかけて読み込み,理解を深めるのもよいです.まず全体を通して読み,疾患の輪郭と重要点をつかんでおくのも有効です.そして,必要な場面で該当箇所に立ち返り,自ら文献を検索して深く掘り下げる.このように,全体像を俯瞰し,必要なところを深める学び方が重要です.
なお,本書初版で扱った一部の前癌病変や腫瘍性病変については,2 版ではあえて割愛しました.これらについては,姉妹本として企画している書籍で,より体系的に扱う予定です.
情報へのアクセスは容易になりました.しかし,診療を支えるのは情報の量ではなく,それをどう使うかです.よく出会う疾患を,現場の感覚で捉え直すこと.その積み重ねが,診療の質を確実に底上げします.
本書が,あなたの診療の判断を支える一冊となれば幸いです.
2026 年7 月
いたがねファミリークリニック
板金 広
目次
Ⅰ 神経疾患
1 片頭痛
2 認知症
3 本態性振戦
4 パーキンソン病
5 てんかん
Ⅱ 内分泌疾患
6 甲状腺機能亢進症
7 甲状腺機能低下症
8 原発性副甲状腺機能亢進症
9 二次性高血圧
Ⅲ 循環器疾患
10 左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)
11 左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)
12 大動脈弁狭窄症
13 心房細動
14 上室性頻拍症
15 末梢動脈疾患
16 深部静脈血栓症
17 腹部大動脈瘤
18 心アミロイドーシス
Ⅳ 呼吸器疾患
19 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
20 気管支喘息
21 市中肺炎
22 非結核性抗酸菌症(NTM)
23 肺結核
24 間質性肺炎
Ⅴ 消化器疾患
25 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)
26 肝硬変
27 アルコール関連肝疾患
28 機能性ディスペプシア(FD)
29 ヘリコバクター・ピロリ(HP)感染症
30 炎症性腸疾患
31 過敏性腸症候群(IBS)
32 虚血性大腸炎
33 胃食道逆流症(GERD)
34 便 秘
Ⅵ 生活習慣病
35 高血圧
36 糖尿病
37 脂質異常症
38 肥満症
Ⅶ 骨・関節内科疾患
39 偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症:CPPD症)
40 痛 風
41 関節リウマチ
42 リウマチ性多発筋痛症(PMR)
43 腰部脊柱管狭窄症
44 癒着性肩関節包炎(五十肩)
45 変形性関節症
Ⅷ 腎・泌尿器疾患
46 前立腺肥大症
47 過活動膀胱
48 尿路感染症
49 重症慢性腎臓病
Ⅸ 血液疾患
50 小球性貧血
51 大球性貧血
Ⅹ 感染症
52 伝染性単核球症
53 インフルエンザ
54 帯状疱疹(疱疹後神経痛)
55 皮膚軟部組織感染症
56 副鼻腔炎
Ⅺ 精神疾患
57 うつ病
58 不 眠
Ⅻ 女性疾患
59 月経困難症
60 更年期障害
61 骨粗鬆症
XⅢ 耳鼻科疾患・その他
62 アレルギー性鼻炎
63 耳 鳴
64 睡眠時無呼吸症候群
65 フレイル
column
薬物乱用頭痛時代の片頭痛治療─ CGRP 関連薬で「断薬を待たずに」悪循環を断つ
アルツハイマー病の新薬をどう考えるか
αシヌクレインを軸とした診断と治療開発の新展開
高齢者の甲状腺疾患─非典型的症状を見逃さないために
電子カルテの注意喚起で進む原発性アルドステロン症スクリーニング
心不全(HFrEF)と貧血・鉄欠乏─常識を覆す新たな視点
重症大動脈弁狭窄症─無症候期から治療を考える時代
医学史にみる「医師と病の交差」─血栓症が教えること
ブラック・ジャックの嘆き─低侵襲治療時代に問われる「切る力」
救援も抗炎症へ─ICS中心に組み替える吸入療法の光と影
単一培養陽性は診断ではない─NTM症診断で最も多い誤解
眠れる結核を起こすのは誰か─免疫療法が崩す体内の均衡
血小板18万でも進行線維化はあり得る─MASLD外来で学んだこと
月曜日の循環器イベント─週末のアルコールが動かすもの
性別と過敏性腸症候群─なぜ女性に多いのか?
軽症の虚血性大腸炎の見極め
「やめられない」の裏側にあるもの─PPIの副作用と酸分泌リバウンドの落とし穴
「血圧を下げる」から「臓器を守る」へ─再定義される降圧薬と心腎保護の新時代
見えない渋滞をどう読むか─Lp(a)測定の意味
肥満は「発がん環境」をつくる
ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD症)の分類基準
繰り返す偽痛風の背後にあるもの─胃薬とマグネシウム
痛風の歴史
肩の痛みが“病名”になるまで─PMR誕生記
整形外科疾患の背後に潜むアミロイドーシス
過活動膀胱と認知症─外来で見落としやすい関係
Hbが正常でも,フェリチンを測る
貧血より神経症状が先行する─薬剤性ビタミンB12欠乏症を見逃さない
“昔と違う”伝染性単核球症─初感染の遅れと重症化
「氷の中の設計図」─100年前のパンデミックはどう“再現”されたのか
睡眠と認知症─眠りから始める認知症予防
入院が高齢者を弱らせるとき─フレイルと入院関連障害
索引
1 片頭痛
2 認知症
3 本態性振戦
4 パーキンソン病
5 てんかん
Ⅱ 内分泌疾患
6 甲状腺機能亢進症
7 甲状腺機能低下症
8 原発性副甲状腺機能亢進症
9 二次性高血圧
Ⅲ 循環器疾患
10 左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)
11 左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)
12 大動脈弁狭窄症
13 心房細動
14 上室性頻拍症
15 末梢動脈疾患
16 深部静脈血栓症
17 腹部大動脈瘤
18 心アミロイドーシス
Ⅳ 呼吸器疾患
19 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
20 気管支喘息
21 市中肺炎
22 非結核性抗酸菌症(NTM)
23 肺結核
24 間質性肺炎
Ⅴ 消化器疾患
25 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)
26 肝硬変
27 アルコール関連肝疾患
28 機能性ディスペプシア(FD)
29 ヘリコバクター・ピロリ(HP)感染症
30 炎症性腸疾患
31 過敏性腸症候群(IBS)
32 虚血性大腸炎
33 胃食道逆流症(GERD)
34 便 秘
Ⅵ 生活習慣病
35 高血圧
36 糖尿病
37 脂質異常症
38 肥満症
Ⅶ 骨・関節内科疾患
39 偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症:CPPD症)
40 痛 風
41 関節リウマチ
42 リウマチ性多発筋痛症(PMR)
43 腰部脊柱管狭窄症
44 癒着性肩関節包炎(五十肩)
45 変形性関節症
Ⅷ 腎・泌尿器疾患
46 前立腺肥大症
47 過活動膀胱
48 尿路感染症
49 重症慢性腎臓病
Ⅸ 血液疾患
50 小球性貧血
51 大球性貧血
Ⅹ 感染症
52 伝染性単核球症
53 インフルエンザ
54 帯状疱疹(疱疹後神経痛)
55 皮膚軟部組織感染症
56 副鼻腔炎
Ⅺ 精神疾患
57 うつ病
58 不 眠
Ⅻ 女性疾患
59 月経困難症
60 更年期障害
61 骨粗鬆症
XⅢ 耳鼻科疾患・その他
62 アレルギー性鼻炎
63 耳 鳴
64 睡眠時無呼吸症候群
65 フレイル
column
薬物乱用頭痛時代の片頭痛治療─ CGRP 関連薬で「断薬を待たずに」悪循環を断つ
アルツハイマー病の新薬をどう考えるか
αシヌクレインを軸とした診断と治療開発の新展開
高齢者の甲状腺疾患─非典型的症状を見逃さないために
電子カルテの注意喚起で進む原発性アルドステロン症スクリーニング
心不全(HFrEF)と貧血・鉄欠乏─常識を覆す新たな視点
重症大動脈弁狭窄症─無症候期から治療を考える時代
医学史にみる「医師と病の交差」─血栓症が教えること
ブラック・ジャックの嘆き─低侵襲治療時代に問われる「切る力」
救援も抗炎症へ─ICS中心に組み替える吸入療法の光と影
単一培養陽性は診断ではない─NTM症診断で最も多い誤解
眠れる結核を起こすのは誰か─免疫療法が崩す体内の均衡
血小板18万でも進行線維化はあり得る─MASLD外来で学んだこと
月曜日の循環器イベント─週末のアルコールが動かすもの
性別と過敏性腸症候群─なぜ女性に多いのか?
軽症の虚血性大腸炎の見極め
「やめられない」の裏側にあるもの─PPIの副作用と酸分泌リバウンドの落とし穴
「血圧を下げる」から「臓器を守る」へ─再定義される降圧薬と心腎保護の新時代
見えない渋滞をどう読むか─Lp(a)測定の意味
肥満は「発がん環境」をつくる
ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD症)の分類基準
繰り返す偽痛風の背後にあるもの─胃薬とマグネシウム
痛風の歴史
肩の痛みが“病名”になるまで─PMR誕生記
整形外科疾患の背後に潜むアミロイドーシス
過活動膀胱と認知症─外来で見落としやすい関係
Hbが正常でも,フェリチンを測る
貧血より神経症状が先行する─薬剤性ビタミンB12欠乏症を見逃さない
“昔と違う”伝染性単核球症─初感染の遅れと重症化
「氷の中の設計図」─100年前のパンデミックはどう“再現”されたのか
睡眠と認知症─眠りから始める認知症予防
入院が高齢者を弱らせるとき─フレイルと入院関連障害
索引