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カテゴリー: 薬理学  |  基礎看護学

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イラストで理解するかみくだき薬理学

改訂4版

阪南市民病院 薬剤部 / 医療安全管理室 町谷安紀 著

定価

2,530(本体 2,300円 +税10%)


  • 四六倍判  201頁
  • 2026年3月 発行
  • ISBN 978-4-525-14084-7

1テーマ2ページで完結!フルカラーでとってもわかりやすい薬理学

医療従事者であれば薬とのかかわりは避けられません.しかし,薬の種類は多様であり,まずは薬の役割を把握することが大切です. 本書では,臨床の流れを意識して,体の正常な機能,疾患,薬物治療のつながりをできる限りかみくだいて解説しました.
本書には以下の大きな特徴があります.
・見開きで1テーマ完結するから見やすい
・章末問題(○×)で理解度を確認できる(本書+QRコードでたくさん解ける!)
・国家試験頻出(=臨床でも重要)の内容が一目でわかる
ぜひ本書を活用して,薬理学の土台づくりに役立ててください.

  • 序文
  • 目次
序文
 本書は2018年に発刊して以来,おかげさまで多くの大学,短期大学,専門学校等にて,看護師,理学療法士,言語聴覚士,作業療法士,診療放射線技師,臨床工学技士等さまざまな医療スタッフの育成のための教科書,参考書としてご活用していただいてきました.医療従事者になるためには,国家試験の突破が必要ですが,国家試験は医療現場の重要な実務や課題が問題化されるので,目標や学習意義を知る意味でも役立ちます.本書は国家試験の突破と医療従事者になってからも大事なことを整理することができる書籍を目指してきました.
 近年,新型コロナウイルス感染症の流行以降,インターネットの活用頻度が上がるなど社会構造が大きく変化しました.その影響は医療スタッフの教育環境にも及び,とくに対面でのコミュニケーションを通じた学習が制限されることになり,医療の知識や技術を十分に習得する機会を減少させました.さらに,医療の労働環境・働き方改革といった変化の途上にあり,長時間労働の是正や人材確保への対応,医療生産性の向上を目的とした医療DX・デジタル化の推進が進められています.現在もサル痘(エムポックス)といった感染症の流行などもみられ,医療スタッフも対応できるよう,継続的な学習が求められています.
 2023年に改訂3版を世に出した際,こうした医療の最前線の現場の「今」を知ることに重きをおいて内容を見直しました.また,これから臨床に関わる皆さんや,実際に関わっている人が,安全かつ適切に医療の提供ができるよう,知識と考え方をかみくだいて解説することに努めました.そこで,今回の改訂4版では,その後の医薬品情報,看護師をはじめコメディカルの国家試験の出題動向,国の医療政策に合わせて内容をアップデートしました.さらに,筆者の医療安全管理者および医薬品安全管理責任者の立場から,医療現場で対応する疾患の薬物治療情報の反映,未病(健康と病気の間)および高齢者のフレイル(虚弱)対策として輸液の考え方・組み立てを追加しました.
 今回の改訂ではさらに知識の定着化を図る目的として,章末問題のアップデートとともにインターネット上でも練習できる問題を追加しました.くり返し問題演習を重ねることで真の薬理学の理解につながり,結果として国家試験の突破や安全な薬物治療の寄与につながるものと考えています.
 改訂4版においても,国家試験を突破したあとも本書に立ち返ることで継続的に学習できるよう,表記を全面的に見直しています.多くの方々に本書を活用いただき,患者さんへ安全,安心な医療の提供につながることを願っています.
 最後に本書をご活用頂いた教育者,学生,医療スタッフの皆様に心から感謝を申し上げます.

2026年1月
町谷安紀
目次
第1章 薬の特徴と体の関わり
 1-1 薬の種類と特徴 1(内服薬)
 1-2 薬の種類と特徴 2(外用薬)
 1-3 薬の種類と特徴 3(注射薬とまとめ)
 1-4 体と薬物動態
 1-5 依存と薬物中毒
 1-6 小児と高齢者
 1-7 妊婦と授乳婦
 1-8 薬の管理
 1-9 薬と情報
 1-10 薬と医療(患者)安全

第2章 神経の疾患と治療
 2-1 神経の分類・構造とはたらき
 2-2 刺激が伝わるしくみと作用
 2-3 末梢神経のはたらきと疾患の治療
 2-4 中枢神経に関連する疾患の理解のポイント
 2-5 中枢神経の伝達物質が多い疾患
 2-6 中枢神経の伝達物質が少ない疾患
 2-7 局所麻酔のしくみ ─末梢神経への作用を抑えるしくみ
 2-8 全身麻酔のしくみ ─中枢神経への作用を抑えるしくみ
 2-9 睡眠薬は中枢麻酔薬
 2-10 神経の慢性疾患であるてんかん

第3章 心臓と血液と腎臓に関連する疾患と治療
 3-1 血液が流れるしくみ ─心臓・血管・腎臓のはたらき
 3-2 高血圧の原因と治療 【メタボ関連疾患】
 3-3 心臓の疾患と治療 1 ─虚血性心疾患
 3-4 心臓の疾患と治療 2 ─心不全
 3-5 心臓の疾患と治療 3 ─不整脈
 3-6 腎臓のはたらき
 3-7 利尿薬のしくみと副作用
 3-8 血液の異常に関連する薬物1 ─脂質異常症 【メタボ関連疾患】
 3-9 血液の異常に関連する薬物2 ─貧血,抗凝固薬

第4章 微量だが体内で重要な役割を果たす物質と関連する疾患
 4-1 ホルモンのはたらき
 4-2 血糖に関わるホルモン 1 ─糖尿病のきほん 【メタボ関連疾患】
 4-3 血糖に関わるホルモン 2 ─糖尿病とインスリン 【メタボ関連疾患】
 4-4 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 1 ─副腎皮質・髄質ホルモン
 4-5 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 2 ─甲状腺ホルモンと副甲状腺ホルモン
 4-6 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 3 ─性ホルモンと経口避妊薬
 4-7 消化酵素と補酵素 ─消化液とビタミンのはたらきと治療

第5章 気管(支)や肺に関連する疾患と治療
 5-1 気管(支)と肺のはたらき
 5-2 呼吸に関連する疾患 ─気管支喘息と咳止め,痰切り
 5-3 呼吸に関連するその他の疾患 ─誤嚥性肺炎,慢性閉塞性肺疾患,睡眠時無呼吸症候群,気胸,新生児呼吸窮迫症候群

第6章 消化管に関連する疾患と治療
 6-1 消化管(口〜おしりの穴)のはたらきと潰瘍
 6-2 消化管に関連するその他の疾患と治療
 6-3 上部・下部内視鏡検査
 6-4 経管栄養と薬

第7章 肝臓・胆管系・すい臓に関連する疾患と治療
 7-1 肝臓のはたらき
 7-2 肝臓の疾患と治療 ─肝炎,肝硬変と肝がん,アルコール性肝障害
 7-3 胆管系とすい臓の疾患と治療

第8章 体外からの防御のしくみ
 8-1 免疫の構成とはたらき
 8-2 免疫機能を強める薬と予防接種
 8-3 アレルギーの分類と抗体
 8-4 アレルギーの疾患と治療
 8-5 炎症と抗炎症薬
 8-6 自己免疫疾患 ─膠原病(リウマチ性疾患,SLEなど),炎症性腸疾患

第9章 がん(悪性新生物)と治療
 9-1 がん(悪性新生物)
 9-2 抗がん薬総論
 9-3 抗がん薬各論と副作用 1
 9-4 抗がん薬各論と副作用 2
 9-5 抗がん薬の副作用への対応
 9-6 がんの痛みの特徴と評価
 9-7 がんの痛みの種類と治療
 9-8 WHO方式三段階除痛ラダーと薬の使い方
 9-9 医療用麻薬の副作用対策

第10章 感染症と治療
 10-1 細菌の種類と感染症の考え方
 10-2 細菌感染症治療のきほん
 10-3 抗菌薬治療のしくみとはたらき
 10-4 結 核
 10-5 ウイルスの特徴と種類 1
 10-6 ウイルスの特徴と種類 2
 10-7 真菌の特徴と種類
 10-8 感染経路と標準予防策
 10-9 病原体と消毒薬
 レベルアップ 感染症治療 抗菌薬,もう一歩

第11章 その他の各器官に関連する疾患と治療
 11-1 代表的な眼の疾患 ─緑内障,白内障,ドライアイ
 11-2 皮膚疾患と褥瘡の治療
 11-3 骨折と治療
 11-4 輸液の特徴
 レベルアップ 輸液・栄養管理 輸液の組み立てと注意事項,もう一歩
 11-5 放射線・MR検査と造影剤
 レベルアップ 放射線治療・診断 放射線関連薬剤,もう一歩

章末問題(解答・解説)
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