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カテゴリー: 薬理学  |  基礎看護学

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イラストで理解するかみくだき薬理学

改訂3版

阪南市民病院 薬剤部/医療安全管理室 町谷安紀 著

定価

2,530(本体 2,300円 +税10%)


  • B5判  197頁
  • 2023年8月 発行
  • ISBN 978-4-525-14083-0

1テーマ2ページで完結!フルカラーでとってもわかりやすい薬理学

医療従事者であれば薬とのかかわりは避けられません.しかし, 薬の種類は多様であり, まずは薬の役割を把握することが大切です. 本書では,臨床の流れを意識して,体の正常な機能,疾患,薬物治療のつながりをできる限りかみくだいて解説しました.
また,本書には以下の大きな特徴があります.

・見開きで1テーマ完結するから見やすい
・章末問題(○×)で理解度を確認できる
・国家試験頻出(=臨床でも重要)の内容が一目でわかる

ぜひ本書を活用して,薬理学の土台づくりに役立ててください.

  • 序文
  • 目次
序文
本書は2018年に発刊して以来,おかげさまで多くの大学,短期大学,専門学校にて教科書としてご使用いただき,また学生や医療スタッフのみなさまからも「生理学と薬理学のつながりがイメージしやすい」といったご意見をいただきました.このことは筆者にとって望外の喜びとなりました.本書では,まず「その薬が体のどこで作用している,あるいはさせたいのかイメージできない」ことから脱却し,次に疾患の発生要因,そして薬を使用する目的やしくみを順序だてて理解することが重要である,というコンセプトでまとめており,これにご賛同頂けたものと安堵しました.
 医療,とりわけ薬の情報は刻一刻と更新され続けています.たとえば2020年以降,新型コロナウイルス感染症の変異や感染拡大,治療薬の登場など,数々の情報が世に発信され,医療機関がそれらに全力で対応した数年間でした.当初は「2類感染症相当」として位置づけられていましたが,2023年5月8日からは「5類感染症」に変更されました.また,新型コロナウイルス感染症だけにとらわれることなく,医療従事者には既存情報の更新への対応が常に求められます.新薬や後発医薬品の導入など,次々と確認しなければならないことは増え続けています.また,医薬品という「物」のほか,それらを扱う「人(患者さんや医療スタッフ)の考え方」も常に変化しているので,ひとつ改善してもまた新しい問題が発生してきます.医薬品に関わる医療事故が報道されることはありますが,実際は氷山の一角と言っても過言ではないでしょう.安全な医療の提供が重要視され,臨床現場が意識しなければならないのは当然ですが,国家試験でも重視されることと推察されます.
 そこで今回の改訂では,医薬品とその情報のアップデート,看護師をはじめコメディカルの国家試験の動向に合わせた変更に加えて,筆者が医薬品安全管理責任者という立場からみてきた,臨床現場で注意すべきことも含めています.また,放射線検査・治療と関連する薬剤に関して特に強化しました.昨今,放射線検査・治療に関する医療事故の報告も増加しており,診療用放射線に関連する安全管理が医療機関で求められるようになりました.
 本書は,逆説的ではありますが「国家試験で問われる内容は現在の臨床現場でも重要な実用部分,医療安全に関わる部分が問われている」という考え方から,近年出題された比較的新しい国家試験を重視しています.そのため,将来医療従事者を目指す学生さんはもちろん,医療現場で日々業務を行っている,あるいはブランクがある医療スタッフの方にも役立つ内容と思います.ただし,本書は薬物治療の「全体像と流れの理解」に主眼を置いております.初学者の方は一部の重要な薬剤を除き,「名称を覚えることよりも,まず薬を使う理由と疾患を改善する流れの理解」を重視していただきたいと思っています.なお,追加した薬剤は慎重に選んだつもりですが,引き続きご意見・ご感想を頂ければ誠に幸甚です.
 最後に,改訂3版では,明るく,幸せな世の中になるよう願いを込めて,桜をイメージしてピンク色としました.本書をご活用いただき貴重なご意見を下さった,教育者,学生,医療スタッフのみなさまに深謝申し上げます.

2023年7月
町谷安紀
目次
第1章 薬の特徴と体の関わり
 1-1 薬の種類と特徴 1(内服薬)
 1-2 薬の種類と特徴 2(外用薬)
 1-3 薬の種類と特徴 3(注射薬とまとめ)
 1-4 体と薬物動態
 1-5 依存と薬物中毒
 1-6 小児と高齢者
 1-7 妊婦と授乳婦
 1-8 薬の管理
 1-9 薬と情報
 1-10 薬と医療(患者)安全

第2章 神経の疾患と治療
 2-1 神経の構造・分類とはたらき
 2-2 刺激が伝わるしくみと作用
 2-3 末梢神経のはたらきと疾患の治療
 2-4 中枢神経に関連する疾患の理解のポイント
 2-5 中枢神経の伝達物質が多い疾患
 2-6 中枢神経の伝達物質が少ない疾患
 2-7 局所麻酔のしくみ ─末梢神経への作用を抑えるしくみ
 2-8 全身麻酔のしくみ ─中枢神経への作用を抑えるしくみ
 2-9 睡眠薬は中枢麻酔薬
 2-10 神経の慢性疾患であるてんかん

第3章 心臓と血液と腎臓に関連する疾患と治療
 3-1 血液が流れるしくみ ─心臓・血管・腎臓のはたらき
 3-2 高血圧の原因と治療 【メタボ関連疾患】
 3-3 心臓の疾患と治療 1 ─虚血性心疾患
 3-4 心臓の疾患と治療 2 ─心不全
 3-5 心臓の疾患と治療 3 ─不整脈
 3-6 腎臓のはたらき
 3-7 利尿薬のしくみと副作用
 3-8 血液の異常に関連する薬物 1 ─脂質異常症 【メタボ関連疾患】
 3-9 血液の異常に関連する薬物 2 ─貧血,抗凝固薬

第4章 微量だが体内で重要な役割を果たす物質と関連する疾患
 4-1 ホルモンのはたらき
 4-2 血糖に関わるホルモン 1 ─糖尿病のきほん 【メタボ関連疾患】
 4-3 血糖に関わるホルモン 2 ─糖尿病とインスリン 【メタボ関連疾患】
 4-4 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 1 ─副腎皮質・髄質ホルモン
 4-5 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 2 ─甲状腺ホルモンと副甲状腺ホルモン
 4-6 下垂体ホルモンが刺激する器官と関連する疾患 3 ─性ホルモンと経口避妊薬
 4-7 消化酵素と補酵素 ─消化液とビタミンのはたらきと治療

第5章 気管(支)や肺に関連する疾患と治療
 5-1 気管(支)と肺のはたらき
 5-2 呼吸に関連する疾患 ─気管支喘息と咳止め,痰切り
 5-3 呼吸に関連するその他の疾患 ─誤嚥性肺炎,慢性閉塞性肺疾患,睡眠時無呼吸症候群,気胸,新生児呼吸窮迫症候群

第6章 消化管に関連する疾患と治療
 6-1 消化管(口〜おしりの穴)のはたらきと潰瘍
 6-2 消化管に関連するその他の疾患と治療
 6-3 上部・下部内視鏡検査
 6-4 経管栄養と薬

第7章 肝臓・胆管系・すい臓に関連する疾患と治療
 7-1 肝臓のはたらき
 7-2 肝臓の疾患と治療 ─肝炎,肝硬変と肝がん,アルコール性肝障害
 7-3 胆管系とすい臓の疾患と治療

第8章 体外からの防御のしくみ
 8-1 免疫の構成とはたらき
 8-2 免疫機能を強める薬と予防接種
 8-3 アレルギーの分類と抗体
 8-4 アレルギーの疾患と治療
 8-5 炎症と抗炎症薬
 8-6 自己免疫疾患 ─膠原病(リウマチ性疾患,SLE),炎症性腸疾患

第9章 がん(悪性新生物)と治療
 9-1 がん(悪性新生物)
 9-2 抗がん薬総論
 9-3 抗がん薬各論と副作用 1
 9-4 抗がん薬各論と副作用 2
 9-5 抗がん薬の副作用への対応
 9-6 がんの痛みの特徴と評価
 9-7 がんの痛みの種類と治療
 9-8 WHO方式三段階除痛ラダーと薬の使い方
 9-9 医療用麻薬の副作用対策

第10章 感染症と治療
 10-1 感染症の考え方と細菌の種類
 10-2 細菌感染症治療のきほん
 10-3 抗菌薬治療のしくみとはたらき
 10-4 結 核
 10-5 ウイルスの特徴と種類 1
 10-6 ウイルスの特徴と種類 2
 10-7 真菌の特徴と種類
 10-8 感染経路と標準予防策
 10-9 病原体と消毒薬
 レベルUP 感染症治療 抗菌薬,もう一歩

第11章 その他の各器官に関連する疾患と治療
 11-1 代表的な眼の疾患 ─緑内障,白内障,ドライアイ
 11-2 皮膚疾患と褥瘡の治療
 11-3 骨折と治療
 11-4 輸液の特徴
 11-5 放射線・MR検査と造影剤
 レベルUP 放射線治療・診断 放射線関連薬剤,もう一歩

章末問題(解答・解説)
略語一覧
日本語索引
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