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カテゴリー: 臨床看護学  |  外科学一般

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輸液カテーテル管理の実践基準 2025年版

輸液治療の穿刺部位・デバイス選択とカテーテル管理ガイドライン

改訂2版

日本VADコンソーシアム 編

定価

2,200(本体 2,000円 +税10%)


  • B5判  61頁
  • 2025年9月 発行
  • ISBN 978-4-525-50112-9

輸液治療に携わるすべての医療従事者へ

輸液カテーテル管理の実践基準を示したガイドラインの改訂2版.今版では,近年使用が広まっているミッドラインカテーテルについての推奨基準に加え,カテーテルだけでなく輸液ポンプやシリンジポンプ,また小児の輸液カテーテル管理についての内容も新たに盛り込みました.既存の内容についてもエビデンスを見直し,初版より広くご活用いただいていたデバイス選択のアルゴリズムについても,使用薬剤から考えるデバイス選択の図を新たに加えてアップデート!輸液治療に携わる医療従事者の方々に向けて,安全な輸液治療のために是非お手元に置いていただきたい一冊です.

  • 序文
  • 目次
序文
 本「輸液カテーテル管理の実践基準」発刊時は,その序文に「わが国ではVADに関する医療者が一堂に会して情報を交わし,科学的な議論をする場は限られている」と記されていましたが,現在もその状況が大きく変化したわけではありません.しかし本書の利用が拡大するにつれ,各医療機関で共通の基準で標準化された輸液カテーテル管理が行われ始めたことは,我々日本VADコンソーシアムによるガイドライン策定に一定の意味があったことを示すと考えられます.
 それから約9年が経過し,医療技術やデバイスの進歩,またそれに伴う新たな課題を踏まえ,改訂が求められる時期を迎えました.欧米では,米国輸液看護協会(INS)や輸液アクセス学会(AVA)などから,デバイス管理や感染予防に関するガイドラインが次々と改訂/発表されており,わが国においても,ミッドラインカテーテルやPICCといった新たなデバイスの普及とともに,医療従事者に対する体系的な教育の重要性が増しております.
 今回の改訂作業は小規模なものではありますが,将来的な大規模改訂を見据えた基盤作りとして重要な意味を持つものと考えています.このガイドラインが,医療現場における標準的な指針として広く活用され,医療の質向上と患者安全の確保に寄与することを心より願っております.
 最後に,本改訂にあたりご助言,ご協力を賜りました関係各位に深く感謝申し上げます.

2025年5月
日本VADコンソーシアム
輸液ガイドライン作成ワーキンググループ(JVADWG)代表
東海大学 名誉教授
鈴木利保
目次
ガイドライン
 〇 ガイドラインの目的
 〇 対象者
 〇 ガイドラインポリシー
 〇 エビデンスレベルと推奨度
 〇 ガイドライン改訂の作成過程
 〇 資金
 〇 利益相反に関して
 〇 COIへの対応と対策
 〇 用語の定義
 〇 推奨基準
   1 輸液治療に必要な能力・教育基準
   2 輸液治療での感染管理基準
   3 輸液治療での安全管理基準
   4 静脈留置カテーテルの管理の実施基準
   5 末梢静脈留置カテーテル(PIVC)
   6 非ガイドワイヤー型ミッドラインカテーテル
   7 ガイドワイヤー型ミッドラインカテーテル
   8 末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)
   9 中心静脈カテーテル(CVC,CV ポート,トンネル型 CVC)
   10 穿刺部位の鎮痛
   11 輸液ラインの交換
   12 ドレッシング材
   13 フラッシュ
   14 薬剤
   15 輸液ポンプ・シリンジポンプ
 Ⅶ 文 献

資 料
 1 輸液カテーテル類の挿入方法
 2 中心静脈カテーテル挿入部の皮膚消毒
 3 カテーテル留置に伴う合併症,有害事象
 4 小児の注意点
 5 輸液ポンプ・シリンジポンプ
 6 デバイス選択アルゴリズム
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