南山堂

編集部

書籍編集

2015年 新卒入社
理工学研究科卒

書籍編集

編集部

書籍編集

2015年 新卒入社
理工学研究科卒

私の仕事

現在の仕事内容

「編集者」と聞くと何か特別な仕事を想像されるかもしれませんが、おそらく作る本の種類や出版社によってやることは変わってくると思います。南山堂は医療従事者向けの書籍が中心なので、自分で文章を書くことはほとんどありません。原稿は医師の先生などに書いていただくことになりますが、多忙な医師業と並行しての依頼になるので負担をかけすぎないようにサポートしていくのが特徴かもしれません。

仕事中

どの先生に何を書いていただくかは自分で考えて企画する必要があります。そのため、日ごろから他社の刊行物や先生のSNSなどをチェックしたり、学術大会に参加して企画のタネを探すようにしています。医学の知識がない状態で入社するので慣れるまでは少し大変ですが、いろんな書籍にかかわっていくうちに詳しくなっていき、自分の興味や関心にあわせて企画できるようになっていきます。才気あふれる色々な先生と仕事ができるのが刺激的で一番の醍醐味ではないかと思います。
本の制作においては、刊行スケジュールを守るために先生や自分の作業進行をマネジメントする能力が必要ですし、原稿の校正は細かい作業で注意深さが必要になります。カバーデザインやレイアウトを決めるにはいろいろな引き出しを持っておくことが求められますし、その進行には著者の先生はもちろん社内の他部署や印刷会社とのコミュニ―ケーション能力も重要です。すべて得意になるのはなかなか難しいですが、逆にどんな人でも自分の持ち味を生かせるポイントがあるのではないでしょうか。

印象に残っている仕事

自分が仕事でとくに印象に残っているのは、入社2日目にもかかわらず出張で先生との面会に連れて行ってもらったことです。まだ右も左もわからない状態で打ち合わせに立ち会ったのですが、そのときの面会場所がホテルのラウンジ。自分が入社前に描いていた編集者像にドンピシャで合致するシチュエーションだったため、出版社に就職したことを強く実感することができました。ちなみに先生との面会場所はホテルやカフェのこともあれば、病院の空いた会議室をお借りしたり、クリニックの診察室なんてこともあります。

仕事中 終末期の肺炎などの本

私のワークライフバランス

年間を通じてしっかり新企画を立て、スケジュール通り刊行することができていれば、休暇も好きなタイミングで取ることができます。必要に応じて残業はしますが、多くはありません。休日は大学時代に探検部に入っていた延長で、入社してからもラフティングやキャニオニングなどアウトドアで遊んだり、旅行に行ったりしています。
趣味の域を出ませんが、普段読む小説や新書も装丁やレイアウトの参考になることがありますし、ゲームや漫画もコンテンツ作りという点では共通点があって、刺激を受けます。印刷会社の方との打ち合わせで、あのゲームみたいなデザインにしてください、とお願いすることもあります。仕事で臨床宗教師についての企画を扱ったときは、興味が湧いて宗教や死生学関連の本をプライベートでも読んでみたりと、普段から仕事と私生活でフィードバックしあっています。

ラフティングやキャニオニングなどアウトドア

編集部で働く人