ブックタイトルエキスパートが秘訣を語る 循環器薬物治療の極意

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エキスパートが秘訣を語る 循環器薬物治療の極意

71.Ca 拮抗薬の効果はどれも同じか?平均値-夜間SBP 平均値と定義)をモニタリングした結果が図1 - 2 である.いずれも夏の7 月を最低値として,気温の低下に伴って上昇し,その変化はとくにモーニングサージにおいて顕著であった(図1 - 2 B).そこで,① 著明なモーニングサージを呈する交感神経活性が亢進した患者であったこと,② 慢性腎臓病を合併する患者であったことから,モー図1-2 早朝収縮期血圧(早朝SBP)と家庭血圧モーニングサージの季節変化早朝SBPの平均値〔mmHg〕1501301 2 3 4 5 6 7 8 9 10145140135(A)月別早朝SBP平均値の変化測定時期〔月〕(B)月別家庭血圧モーニングサージの変化11 12家庭血圧モーニングサージの平均値〔mmHg〕400302010測定時期〔月〕1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12図1-1 24時間自由行動下血圧測定の結果(A)24時間血圧グラフ起きているモーニングサージ:58mmHg寝ている起きている2303015:00 17:00 19:00 21:00 0:30 3:30時 間6:30 8:33 10:30 13:03180130 120708580血圧〔mmHg〕または脈拍数〔/分〕収縮期血圧 拡張期血圧 脈拍数 就床時刻 起床時刻135血圧値〔mmHg〕脈拍数〔bpm〕正常血圧値〔mmHg〕24時間平均131/68 65 130/80以下覚醒時血圧142/74 67 135/85以下睡眠時血圧98/50 58 120/70以下早朝血圧145/73 70 135/85以下(B)測定結果の平均値