ブックタイトルRp.+レシピプラス 2018年冬号

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概要

Rp.+レシピプラス 2018年冬号

Vol.17,No.1 003 喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD)はともに日常診療でよく遭遇する呼吸器疾患です.呼吸器内科での外来診療において多くの割合を占める疾患でもあります.近年,喘息とCOPDにおいては吸入療法が治療の中心となっており,症状コントロールや予後改善に大きく寄与しています.私が医師になった1995年以降,吸入ステロイドの普及により喘息の入院数,死亡者数は劇的に減少しました.COPDに関しては複数の気管支拡張薬の登場や配合剤の開発により治療オプションが増えました.現在では複数の吸入ステロイド,気管支拡張薬とそれらの配合剤が市販されており,各々特徴のあるデバイスが用いられています.これにより個々の患者さんに適切な吸入剤を選択することが可能となった反面,吸入指導の煩雑化とアドヒアランスの低下という問題が生じてきました.吸入剤の効果を最大に発揮するためには適切な薬剤選択とともに適正な使用が必要であり,そのためには吸入剤に関する理解と丁寧な吸入指導が求められます.そこで,名古屋市南部地区では薬剤師による統一した吸入指導が可能となるように取り組んできました.現在では統一指導箋を用いて院内処方,院外処方ともに同様な吸入指導が可能となり,喘息やCOPDの診療に重要な役割を果たしています. 今回は,そんな名古屋市南部地区で活躍中の“吸入マスター”達に吸入剤の選択・指導・管理のコツを惜しみなく披露してもらいました.明日からの吸入指導にぜひお役立てください!中部ろうさい病院呼吸器内科 部長 松尾正樹