ブックタイトル薬局プレアボイド
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薬局プレアボイド
2075. 禁忌・慎重投与( 薬剤に不適切な疾患)確認したところ,ハルナールD 錠0.2 mg を服用していた. 前立腺肥大症患者にはセラピナ配合顆粒(PL 配合顆粒の後発医薬品)は禁忌であるため疑義照会を行った.疑義照会の結果 セラピナ配合顆粒が処方削除となった(処方2). 処方医は,他病院の泌尿器科にかかっていることは知らなかったため,セラピナを処方してしまったとのことであった. また,先発医薬品のPL 配合顆粒は前立腺肥大症患者に禁忌であることを認識していたが,その後発医薬品のセラピナ配合顆粒については,禁忌薬のイメージがなかった.Ph.D.Sawadaの視点 「高齢男性は前立腺肥大,排尿障害であると思え!」…は言い過ぎであろうか?高齢者においては加齢による膀胱・尿道括約筋の機能低下に加え,前立腺肥大症などの疾患による排尿障害が起こりやすい. 一般名処方が進展する中,医師,薬剤師ともに,先発医薬品での使用上の注意は認識されていても,その後発医薬品については注意が想起されないことが少なくない.後発医薬品から先発医薬品をイメージし,使用上の注意を再確認する.参考文献 ● Ph.D.SAWADAの処方せん鑑査ラボ. p.172 -176 , 南山堂, 2011.処 方1 処方オーダリング.病院の内科? セラピナ配合顆粒(1 g/包) 3 包 1 日3 回 毎食後 5 日分? アンブロキソール塩酸塩錠15 mg 3 錠 1 日3 回 毎食後 5 日分? アスベリン錠20 mg 3 錠 1 日3 回 毎食後 5 日分処 方2 疑義照会後? セラピナ配合顆粒(1 g/包) 3 包 1 日3 回 毎食後 5 日分? アンブロキソール塩酸塩錠15 mg 3 錠 1 日3 回 毎食後 5 日分? アスベリン錠20 mg 3 錠 1 日3 回 毎食後 5 日分