ブックタイトル精神科医×薬剤師クロストークから読み解く精神科薬物療法
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精神科医×薬剤師クロストークから読み解く精神科薬物療法
67統合失調症01症 例多剤大量併用療法のみならず,自分の症状の改善に結びつかない薬物療法,強制的な服薬や入院,薬ののみ心地等がさまざまな影響を及ぼすと考えられます.この評価によって問題のある因子への介入を行うことができます.病識の欠如はコンプイライアンス不良を生み,症状はますます悪化します.症状の悪化はさらなる病識の欠如を生むという症状悪化のスパイラルが指摘されています.この悪循環を断ち切る必要があります.そうですね.それでは薬剤を検討するうえで,まずは現在の患者さんの精神状態を評価してみよう.Dr ドパミン受容体遮断薬を増量した統合失調症の10症例において,患者状態の経時的変化を調査した.その結果,古典的な抗精神病薬(ドパミン受容体遮断薬)は投与用量と改善度はほとんど相関せず,ドパミン受容体を遮断する効果よりドパミン過敏効果が上回り,増量は症状の悪化を招くことがわかった.抗精神病薬の大量投与は症状の悪化を招く症例処方の変遷再発悪化3年前2年前1年前現在Aデカン酸フルフェナジン 137.5mgデカン酸フルフェナジン 175mgデカン酸ハロペリドール 525mgピモジド 90mg + +++Bエナント酸フルフェナジン 50mgエナント酸フルフェナジン 225mgフルスピリレン25mgフルスピリレン 40mgピモジド 60mg+++ +Cエナント酸フルフェナジン 180mgフルスピリレン40mgフルスピリレン30mgフルスピリレン50mgピモジド 60mg+++ ++Dエナント酸フルフェナジン 180mgエナント酸フルフェナジン 200mgデカン酸ハロペリドール 550mgデカン酸ハロペリドール 600mg++ +++Eエナント酸フルフェナジン 75mgエナント酸フルフェナジン 250mgデカン酸ハロペリドール 250mgフルスピリレン 40mgピモジド 70mg++ +++Fエナント酸フルフェナジン 225mgエナント酸フルフェナジン 250mgデカン酸ハロペリドール 780mgフルスピリレン 60mgピモジド 50mg+++ +Gエナント酸フルフェナジン 200mgデカン酸フルフェナジン 240mgハロペリドール20mgデカン酸ハロペリドール 600mg+++ ++Hエナント酸フルフェナジン 125mgエナント酸フルフェナジン 125mgハロペリドール10mgハロペリドール20mg+++ +IフルフェナジンHCI5mgフルフェナジンHCI4mgハロペリドール5mgハロペリドール20mg++ +++Jエナント酸フルフェナジン 150mgフルフェナジンHCI20mgフルスピリレン20mgフルフェナジンHCI10mgデカン酸ハロペリドール 250mgフルスピリレン35mgピモジド 10mgハロペリドール10mgピモジド20mg +++ ++(Chouinard G:Severe cases of neuroleptic-induced supersensitivity psychosis Diagnosticcriteria for the disorder and its treatment. Schizophrenia Research. 5, 21-33, 1990)エビデンス2