ブックタイトルファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション

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ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション

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ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション

277 あなたは保険薬局薬剤師で,気管支喘息患者がかかりつけ薬局として来局してきました.患者「先月からの吸入薬が上手く使えないんです.発作は先週おさまったんですが,使わなければいけませんかね」薬剤師「何を使っていらっしゃいますか?」患者「ステロイドと聞いてます」薬剤師「ステロイドはリモデリングを防ぎますので,継続して使ってください」患者「リモデリング?」薬剤師「ああ,発作で気道の肥厚が戻らなくなることなんですよ」患者「キドウのヒコウ?」薬剤師「ですから,気道過敏性の亢進があるので,継続して使うことが大切です」患者「さっぱりわからないわ」 このような場面では,患者に対してどのような対応をとるべきだったでしょうか?場面設定ケース1 「専門用語で説明されてもわからない!」臨床編15.クレームマネジメント あなたは保険薬局薬剤師で,高血圧症で通院中の主婦(50歳)が来局しました.患者「整形の湿布が欲しいんだけど,前の薬局は待たせるからね.」薬剤師「○○さま,大変申し訳ありません.こちらは在庫がありませんね.」患者「なんでも似たものならいいわよ.早くしてよ.時間ないんだから.」薬剤師「処方の変更になりますので,先生に伺わないとできないのですよ・・・.」患者「シップなんだから,どれでも一緒でしょ!」薬剤師「そういうわけには・・・法律できまっておりまして・・・.」患者「法律で決まっているかどうかは,私には関係ないわよ!薬局でしょう!」 このような場面では,患者に対してどのような対応をとるべきだったでしょうか?場面設定ケース2 「在庫がない」8 クレームへの適切な対応法とは?