ブックタイトルファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション

概要

ファーマシューティカルケアのための医療コミュニケーション

2723 検査データをどう伝えるか？場面設定　処方薬（アレルギー性鼻炎）のために来局した檜田一郎（35歳男性）さんは当薬局をかかりつけにしている．いつもは早く帰りたそうに少しイライラしながら待合室で待っている檜田さんだが，今日は「今すぐチェック！糖尿病リスク」というポスターを見入っている．興味があるのかなと思ったら，檜田さんの方から「待ち時間６分で済むものなら受けてみたい」と，声をかけられた．薬歴サマリー＜現在服用中の薬＞　現在，他の市販の薬や病院の薬はのんでいない．＜他科受診＞　特になし　　＜アレルギー歴・副作用歴＞　花粉症のみ＜嗜好品＞　喫煙（?），飲酒（毎日ビール大ジョッキ３～４杯）ロールプレイ（７分間）で実施すること１．檜田さんに事前の説明文書を渡す．２．自己採血の説明～自己採血～簡易測定器にかけるまでの作業はおこなったことにして省略．３．HbA１c値の検査結果：6.4％（NGSP値）を伝える．※ ７分間の時間は採血前，待ち時間，測定結果の出た後など，配分は自由にしてください．（７分間で終了しなくても構いません）※ 注意：学んだ知識を活かして，檜田さんのセルフケアへの意欲を高めることを目標にしてください．スタート…檜田さんから「あのポスターの検査受けてみたいんですが…」と声がかかります．事前説明と検査結果の説明（実際の測定や手技は割愛）…HbA1c値6.4％（NGSP値）資料準備…薬歴サマリー（本紙活用），導入の説明書（別紙），HbA1cの説明資料（学習者が準備）ロールプレイ前に悪い例の動画を考えながら見てみましょう！　どこをどう改善すれば良いでしょうか？フェキソフェナジン塩酸塩OD錠60mg　１回１錠　（１日２錠）１日２回　朝食後・就寝前ロールプレイ実施前に課題シート中，わからないことがあれば，事前に調べなさい．検査結果　HbA1c6.4%はどのような結果ですか？檜田さんに聞きたいことは？伝えておきたいことは？臨床編10．生活習慣病患者