ブックタイトル臨床で活かせるアロマ&ハーブ療法

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概要

臨床で活かせるアロマ&ハーブ療法

128資料 精油とハーブのモノグラフ 木曽ヒノキなどの針葉樹は,テルペン化合物を発します.テルペン化合物がもたらす森林浴効果については,ストレス時に増加するコルチゾールの減少や副交感神経系の亢進,さらにはナチュラルキラー(NK)細胞の活性化などが報告されています.国内外を問わず樹木系精油の活用法には,気管支炎や喘息に芳香浴や蒸気吸入で用いる方法と,関節リウマチや関節炎,神経痛に塗擦や部分浴で用いる方法があります. たとえば, ベンゾイン( 和名: 安息香)精油(Styraxtonkinensis)はその名が示すとおり咳や気管支炎に蒸気吸入で用いられ,ジュニパー精油(Juniperus communis)やサイプレス精油(Cupressus sempervirens)は代謝産物のドレナージュ(排出)を目的にオイルマッサージや入浴で用いられます.そのほかの国産の樹木精油については,北海道モミ精油(Abies sachalinensis)に含まれる酢酸ボルニルはビジランス効果(注意力の持続)に優れ,青森ヒバ精油(Thujopsis dolabrata)に含まれるヒノキチオール(β ? ツヤプリシン)は強力な抗菌活性をもつため空気の浄化や衛生を目的に用いられます.さらに,埼玉や伊豆高原で蒸留されているクロモジ精油(Lindera umbellata)はリナロールを40 % 以上含むため,消炎,鎮痛,血行促進を目的に用いられ,筑後樟脳精油(Cinnamomum camphora)はカンファーを50 %以上含むため,「カンフル剤」の例えどおり呼吸器系の賦活や局所の鎮痛を目的に,ペパーミント精油や和薄荷精油(Mentha arvensis)とブレンドして用いられます.木曽ヒノキ● 学 名 Chamaecyparis obtusa● 英 名 Hinoki● 科 名 ヒノキ科● 主産地 長野県木曽郡上松町● 抽出部位 枝部● 抽出方法 水蒸気蒸留法● 主要成分 カジネン20 ~ 24 %,α?ピネン15 %,カジノール6 %● 作 用 緩和,抗菌● 注 意 特になし● 品質基準 FCC:記載なしAFNOR:記載なしISO:記載なし● 規 制 IFRA:規制なし● 安全性 記載なし (RIFM)