ブックタイトル高齢者保健福祉マニュアル
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高齢者保健福祉マニュアル
高齢者における健康と寿命2132-4-2 死因日本の概況● 1985年から,第1位悪性新生物,第2位心疾患,第3位脳血管疾患が続く(1995年,1996年のみ2位と3位が入れ替わった).全死因に占める割合の年次推移では,悪性新生物,心疾患の割合は増加傾向,脳血管疾患の割合は低下傾向(2011年:悪性新生物28.5%,心疾患15.6%,脳血管疾患10.0%)高齢者における死因別死亡の年次推移● 主要死因の死亡率は,近年横ばいからやや減少傾向にあるが,老衰は上昇の兆候がある■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(内閣府:平成24年版高齢社会白書)高齢者の年齢階級別の死因● 高齢者では,悪性新生物の割合は低下,心疾患,脳血管疾患,肺炎の割合は増加する傾向.死因順位も年齢により変化.2011年の死因順位は,65~79歳では第1位悪性新生物,第2位心疾患,第3位脳血管疾患,80~89歳は第1位悪性新生物,第2位心疾患,第3位肺炎,90歳代では心疾患が最多,100歳以上では老衰が最多(大内尉義他:新老年学第3版.352,東京大学出版会,2010)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■年齢階級別死因順位(第1位~第5位)第1位第2位第3位第4位第5位総数悪性新生物心疾患肺炎脳血管疾患不慮の事故0歳先天奇形,変形,染色体異常周産期に特異的な呼吸障害不慮の事故乳幼児突然死症候群胎児および新生児の出血性障害1~4歳不慮の事故先天奇形など悪性新生物肺炎心疾患5~9歳不慮の事故悪性新生物その他新生物先天奇形など心疾患10~14歳不慮の事故悪性新生物自殺心疾患先天奇形など15~19歳不慮の事故自殺悪性新生物心疾患先天奇形など20~24歳自殺不慮の事故悪性新生物心疾患肺炎25~29歳自殺不慮の事故悪性新生物心疾患脳血管疾患30~34歳自殺不慮の事故悪性新生物心疾患脳血管疾患35~39歳自殺悪性新生物不慮の事故心疾患脳血管疾患40~44歳悪性新生物自殺不慮の事故心疾患脳血管疾患45~49歳悪性新生物自殺心疾患不慮の事故脳血管疾患50~54歳悪性新生物心疾患自殺不慮の事故脳血管疾患55~59歳悪性新生物心疾患脳血管疾患不慮の事故自殺60~64歳悪性新生物心疾患脳血管疾患不慮の事故自殺65~69歳悪性新生物心疾患脳血管疾患不慮の事故肺炎70~74歳悪性新生物心疾患脳血管疾患肺炎不慮の事故75~79歳悪性新生物心疾患脳血管疾患肺炎不慮の事故80~84歳悪性新生物心疾患肺炎脳血管疾患不慮の事故85~89歳悪性新生物心疾患肺炎脳血管疾患老衰90~94歳心疾患肺炎悪性新生物脳血管疾患老衰95~99歳心疾患老衰肺炎脳血管疾患悪性新生物100歳~ 老衰心疾患肺炎脳血管疾患悪性新生物(厚生労働省:平成23年人口動態統計)注)心疾患においては,1995年1月から死亡診断書に「死亡の原因欄には,疾患の終末期の状態として心不全,呼吸不全等は書かないでください」という注意書きが追加された影響で,1990~1995年間で大きく減少している.