ブックタイトル母乳とくすり 改訂2版

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母乳とくすり 改訂2版

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母乳とくすり 改訂2版

94各論の読み方 各論では,よく使われているくすりを中心に,母乳育児中の女性にくすりを処方するにあたって必要となる,または関連する情報を記載しています.右下の見本データ上の?~ 23の番号に対応して,以下に各データの見方を解説します.なお,詳しくは総論の「母乳移行を決定する因子」,「赤ちゃんへのくすりの移行」,(p.79 ~ 83)を参考にしてください.? くすりの大分類? くすりの小分類? 薬剤名? 商品名? 著者の授乳の可否についての評価 以下の? ~ 16は,くすりの添付文書やインタビューフォームや過去の文献を参考に著者がまとめました.? 母乳移行:母乳へのくすりの移行があるかどうかについて記しています.? 分子量:p.79 参照.? タンパク結合率:p.79 参照.? pKa:酸解離定数のことで,くすりのイオン化の状態を示す値のひとつ.pKa の高いくすり(弱塩基性薬剤)ほど母乳中のくすりの濃度が上昇すると考えてよいでしょう.詳しくはp.80の「イオン化」の項を参照のこと.10 M/P比:p.80 参照.11 半減期:p.80 参照.12 経口バイオアベイラビリティ:p.81参照.13 Vd:分布容積 volume of distribution のこと.そのくすりが体内でどのくらい広く拡散するかを説明する指標です.Vdが大きい(1~ 20L/kg) と,体内から消失するのに時間がかかります.p.81 参照.14 吸収率:p.82 参照.15 クリアランス:p.82 参照.16 小児への投与:これは直接授乳とは関係ありませんが,小児にも適応がある場合は,母乳を介してそのくすりを摂取したとしても児に影響は少ないと考えられます.そのため,授乳の可否を判断する指標となりうるので記載しています.見本データ6 10 1411 1512 161317181920212223123 4 5789