ブックタイトル母乳とくすり 改訂2版

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母乳とくすり 改訂2版

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母乳とくすり 改訂2版

病原微生物に対するくすり書籍情報海 外DPL 授乳可能DDPL ─MMM L1 ─国内妊娠と授乳安全─国内の情報妊娠と薬情報センター可─大分県◎ 母乳中への移行は少量で,母乳育児に適している5効果・! 一般的に使用されるセフェム系抗菌薬.小児にもよく使用される.作用機序授乳中の! 授乳直後の内服がよい注意! 腸内細菌叢への影響(下痢),皮膚の紅潮に注意児への影響と注意セファクロル ケフラールR,セクロダンR 授 乳 可! 抗菌薬 ! 第一世代セフェム系抗菌薬・経口用その他! 500mgの経口摂取で,母乳中濃度は0.16 ~ 0.21mg/Lと母乳移行量はごく微量である1).児に影響があったという報告はない.! 児にも使用する抗菌薬であり,授乳中の女性にも安全に使えると考えられる.〈文献〉1) Takase Z, Shirafuji H, Uchida M:Chemotherapy, 27:666-672, 1979.関連情報母乳移行ごく少量あり(0.16~ 0.21mg/L)1) M/P 比─ 吸収率─分子量367.81 半減期0.5 ~ 1 時間クリアランス─タンパク結合率23.1経口バイオアベイラビリティ─ 小児への投与適応ありpKa 11.26 Vd 0.35L/kg乳腺炎の治療:ジクロキサシリン Academy of Breastfeeding of Medicine では乳腺炎の治療薬としてジクロキサシリン(oxacillin;日本未承認薬)をすすめている.(http://jalc-net.jp/mastitis.pdf) このくすりは日本では販売されていないため,治療には使用できませんが,日本でも使用できる抗菌薬を右表にまとめましたので参考にしてください.コラム薬剤名商品名セファクロルケフラールRセフォチアムパンスポリンRセフカペンピボキシルフロモックスRセフジトレンピボキシルメイアクトRセフジニルセフゾンRセフポドキシムプロキセチルバナンRアモキシシリンパセトシンR,サクシリンR乳腺炎にも小児にも適応のある抗菌薬