ブックタイトル症候別漢方治療論 不眠症

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症候別漢方治療論 不眠症

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症候別漢方治療論 不眠症

21温経湯漢方的病態思考プロセス症例のKeyWord からひも解く主[虚実+寒熱による症候分類]① 強いイライラ ? 陽実② 食欲が落ちた,腹力弱 ? 陽虚③ 唇が乾く,脈沈細,舌やや痩せ・乾燥 ? 陰虚④ ほてり,イライラ,舌やや紅色・淡黄色苔 ? 熱⑤ 腹部が冷える ? 寒以上より,陽実 + 陽虚 + 陰虚 + 熱 + 寒 = 実熱 + 虚熱 + 虚寒副[その他の重要な症候]① 手荒れ,月経不順,月経痛② 唇乾,下腹部の抵抗・圧痛■■実熱,虚熱,虚寒が混在する病態である.これにより,入眠障害,中途覚醒,早朝覚醒が起こりやすい病態といえる.虚熱,虚寒がともにあり,気血水が全体で虚しているので,熟眠障害も発生する.虚熱 ?虚寒 ?寒↑補す: 熱芍薬・当帰・川?↑補す:人参・甘草・生姜補足:桂皮・呉茱萸は散寒に働く正常寒熱? 実熱↓瀉す:半夏* * * * * * * * * * * * * * * * * *