ブックタイトル1ランクアップをめざす!がん疼痛治療
- ページ
- 4/12
このページは 1ランクアップをめざす!がん疼痛治療 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 1ランクアップをめざす!がん疼痛治療 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
1ランクアップをめざす!がん疼痛治療
72PartⅠ がん疼痛治療のコア1)モルヒネの減量・中止法・30 mg 経口/ 日であっても,長期投与していたものを突然中止すると退薬症候が発現する.・ 減量・中止は退薬症候と痛みの評価を行いながら,数日ごとに投与量を半減し,30 mg 経口/日以下となったら,これを数日投与してから中止する.・退薬症候は,反復投与時の1/4 量が投与されていれば起きないとされている.・ヒトにおけるモルヒネの退薬症候・軽 度:あくび,流涙,鼻漏,発汗・中等度:振戦,鳥肌,食欲不振,散瞳・強 度:落ち着きのなさ,不眠,過高体温,呼吸数増加,血圧上昇・重 篤:嘔吐,下痢,体重減少薬物動態副作用1)モルヒネの副作用一般について●モルヒネの副作用として高頻度で起こるものは? 便秘,嘔気,眠気がある.これらはあらかじめ予防的に対処することで最小限に抑えることが可能である.剤 形商品名吸収開始最高血中濃度作用持続時間備 考速効製剤モルヒネ塩酸塩水和物モルヒネ塩酸塩錠10 分以内30 分~1時間3~5時間レスキューとして使用可能オプソR内服液12 時間型徐放製剤MS コンチンR錠MS ツワイスロンRカプセル1時間2~4時間8~12 時間モルペスR細粒経鼻管投与に最適24 時間型徐放製剤カディアンRカプセル40 分~1時間6~8時間24 時間カディアンRスティック粒パシーフRカプセル15 ~ 30 分1時間24 時間速効製剤と徐放製剤の組み合わせピーガードR錠 40 分~1時間4~6時間24 時間坐 剤アンペックR坐剤 20 分1~2時間6~ 10 時間血中濃度の上昇が急峻注射薬モルヒネ塩酸塩注射液 ? ? ? 高濃度製剤は取り違いに注意プレフィルド注射薬プレペノンR注シリンジ ? ? ? シリンジに充填済み