ブックタイトル1ランクアップをめざす!がん疼痛治療
- ページ
- 10/12
このページは 1ランクアップをめざす!がん疼痛治療 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 1ランクアップをめざす!がん疼痛治療 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
1ランクアップをめざす!がん疼痛治療
146PartⅠ がん疼痛治療のコアC. 鎮痛治療を支える薬剤の使い方ゾレドロネート製 剤・ゾメタR 点滴静注用4 mg【効能・効果】①悪性腫瘍による高カルシウム血症②多発性骨髄腫による骨病変および固形がん骨転移による骨病変特 徴・破骨細胞の活性を抑制し,骨転移痛を緩和する.・病的骨折などの骨関連事象を予防する.メリット・骨転移痛に有効な場合は,安静時痛とともに体動時痛も緩和する.・副作用が少なく,状態の悪い患者にも使用可能.デメリット・骨転移痛には,有効な患者と無効な患者がいる.・ 骨転移痛に有効な場合でも,本剤単独での十分な除痛効果は望めない場合が多い.他の鎮痛薬との併用が必要である.使用法・骨転移痛に対する鎮痛効果は通常7~ 28 日後にみられる.・ 鎮痛補助薬というより,将来的な骨折などを予防するための薬と考えたほうがよいです.・ 鎮痛効果は,たまたま“当たり” の患者さんに出る“おまけ” なのかもしれません.Point!・「多発性骨髄腫による骨病変および固形がん骨転移による骨病変」 通常,成人にはゾレドロン酸として4 mg を日局生理食塩液または日局ブドウ糖注射液(5 %)100 mL に希釈し,15 分以上かけて3~4週間間隔で点滴静脈内投与する.