ブックタイトル抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の診療ガイドライン

ページ
4/10

このページは 抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の診療ガイドライン の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の診療ガイドライン

2本診療ガイドラインがカバーする内容に関する事項● タイトル抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の診療ガイドライン● 目 的① 抗リン脂質抗体症候群合併妊娠のリスクにあった治療方法を行うことによって母児の予後の改善を図る.② 抗リン脂質抗体陰性の不育症や臨床所見のない抗リン脂質抗体陽性者の妊娠において適切な管理方法が選択できるようにすることで,患者の過度の不安や身体的ならびに経済的負担を軽減する.● トピック抗リン脂質抗体症候群の妊娠管理(対象疾患は抗リン脂質抗体症候群,不育症,抗リン脂質抗体陽性症例)● 想定される利用者・利用施設利用施設: 周産期医療施設,不育・不妊クリニック,膠原病専門医,血液専門医,血管外科専門医がいる医療施設利用者:上記医療施設の医療従事者● 既存のガイドラインとの関係諸外国のガイドラインでは,抗リン脂質抗体症候群(APS)合併妊娠の標準的な治療方針については示されている.しかし,臨床現場で遭遇するAPS 合併妊娠は妊娠初期の習慣流産,すなわち不育症から中期以降の流死産や妊娠高血圧症候群を呈するものまで幅の広い病態が含まれるために,必ずしも適応できない症例がある.また,諸外国で標準的治療に用いられる薬剤がわが国では使用できないことや,診断に使用される抗体は国内外の標準化ができていないことなどより,諸外国のガイドラインをそのまま適応することは難しい.● 重要臨床課題①抗リン脂質抗体を測定する状況を検討する.1 ガイドライン作成の過程