ブックタイトル神中整形外科学 23版 上巻
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神中整形外科学 23版 上巻
骨巨細胞腫 giant?cell tumor of bone,osteoclastoma 【1 】 骨巨細胞腫(図③?36)a.診 断 a )20 歳から40 歳に好発する.性差はない. b )発生部位:四肢長管骨の骨端部,特に膝周辺に好発する.すなわち,大腿骨遠位端,脛骨近位端に最も多く発生し,橈骨遠位端が次に多く,上腕骨,尺骨,仙骨,腸骨などにも発生する. c )画像所見:単純X 線で,骨端線の閉鎖した成人の骨端部から骨幹端にかけて偏心性に溶骨像がみられ,多房性にみえることもある. d )病理組織像:紡錐形,卵円形で単核の間質細胞と,多核の破骨型巨細胞よりなる.間質の血管は豊富である.7B.骨腫瘍各論661eadb c図 ③?36 骨巨細胞腫a :X 線像(脛骨,stage 1,42 歳,女性).周辺硬化像がみられる.b : X 線像(脛骨,stage 2,24 歳,女性).周辺硬化像はみられないが,骨皮質の破壊はない.c : X 線像(脛骨,stage 3,26 歳,男性).骨皮質は破壊され,腫瘍は骨外に浸潤している.d : X 線像(橈骨,40 歳,男性).soap bubble appearance を呈している.e :組織像.大型で多核の破骨細胞様巨細胞と,単核の間質細胞がみられる.