ブックタイトルイラストを見せながら説明する 子どもの病気とその診かた

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概要

イラストを見せながら説明する 子どもの病気とその診かた

128 第Ⅱ章 疾患 2. 消化器疾患口内炎,鵞口瘡とは ■ さまざまな原因によって起こる口の中の粘膜や舌,歯肉にできる炎症を「口内炎」と総称します.  ■ 「鵞が口こう瘡そう」とは,主に乳児にみられる舌や頬粘膜に白斑ができる口内炎の一種です.歯肉炎口唇炎 舌炎口蓋炎(アフタ) 白色のミルクかす様ができる広がって白い膜(苔様)になる※こすってもはが れない口内炎鵞口瘡原 因 ■ 感染症:夏かぜ(手足口病,ヘルパンギーナ),ヘルペス性歯肉口内炎,溶連菌や真菌(カンジダ)感染などで,真菌によるものが「鵞口瘡」です. ■ 物理的刺激:口の中を噛んだ,やけどなどからでもできます. ■ アフタ(痛みを伴う小潰瘍のこと)性口内炎:学童~成人でよくみられ,原因不明ですが,しばしば再発します. ■ 全身疾患に伴うもの:まれですがベーチェット病やクローン病などもあります.よくみられる症状 ■ 粘膜に局所的なブツブツ(水疱・丘疹)や傷(潰瘍)がみられます. ■ 原因によりさまざまですが,一般的には痛みを伴うことが多く,乳幼児ではよだれが増えたり,食欲が低下します. ■ 鵞口瘡では,おしりにカンジダ性おむつかぶれを伴うことがあります.1. 口内炎,鵞口瘡 2. 消化器疾患