ブックタイトルてんかんの手術の正しい理解

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てんかんの手術の正しい理解

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てんかんの手術の正しい理解

第7 章 検査と手術の進め方69検査と手術の進め方 手術適応があるとみなされても,問題はどこをどのように手術するかである.まずは部分てんかんか全般てんかんかを診断する.部分てんかんであれば,てんかん原性域がどこかを突き止め,その領域を切除するとどのような影響が起こるかを調べる必要がある.術前検査はこのような目的のために行われ,手順としては二つの段階に分けることができる. 第一段階(ステップ1と呼ぶことにする)は,通常のてんかん臨床で行われている脳波,脳磁図,発作症状の観察,発作時の脳波記録,画像診断(MRI とPET やSPECT),心理テストなどを行い,得られた情報を総合してその後の方針を立てる作業である.このステップ1第7 章図12.検査・手術の基本的な流れ部分てんかん脳梁離断術迷走神経刺激療法緩和外科側頭葉てんかん側頭葉外てんかん内側側頭葉てんかん症候群器質病変が検出された症例器質病変を認めない症例全般てんかん開頭手術の対象から除外された症例1.発作間欠時の脳波と脳磁図2.発作の記録・観察3.画像診断4.心理学的・精神医学的評価ステップ1扁桃体海馬切除術前部側頭葉切除術病変切除術皮質切除術多脳葉切除術頭蓋内脳波大脳半球切除術切除外科