ブックタイトル患者さんと医療スタッフのためのモチベーションUP!糖尿病教室

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患者さんと医療スタッフのためのモチベーションUP!糖尿病教室

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患者さんと医療スタッフのためのモチベーションUP!糖尿病教室

1.糖尿病を正しく知ろう5療法,薬物療法です(図1 - 5).HbA1c を7.0%未満に保つことで合併症が起こりにくくなります.もし,糖尿病と診断されたとき,すでに合併症が進行していたとしても,血糖コントロールを良好に保つことによって合併症の進行を抑えることができます(表1 - 2).糖尿病の治療は継続することが大切です.自己管理に努めることはとても大切なことですが,一人で頑張るのではなく,専門の医療スタッフと相談しながら治療を進めていくことが,上手に糖尿病治療を進めていくコツといえるでしょう.(原島伸一)図1 - 5 糖尿病の治療の三本柱きちんと検査血糖コントロール(HbA1c<7.0%)食事療法運動療法薬物療法・血糖値・HbA1c・合併症検査コントロール目標値*4)目標血糖正常化を目指す際の目標*1)合併症予防のための目標*2)治療強化が困難な際の目標*3)HbA1c〔%〕6.0未満7.0未満8.0未満治療目標は年齢,罹病期間,臓器障害,低血糖の危険性,サポート体制などを考慮して個別に設定する.*1) 適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合,または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする.*2) 合併症予防の観点からHbA1c の目標値を7%未満とする.対応する血糖値としては,空腹時血糖値130mg/dL 未満,食後2時間血糖値180mg/dL 未満をおおよその目安とする.*3)低血糖などの副作用,その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする.*4)いずれも成人に対しての目標値であり,また妊娠例は除くものとする.出典:日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド2012-2013(改訂予定版)より一部改変.2013年6月1日施行予定.(http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11,2013年4月現在)表1 - 2 血糖コントロール目標