ブックタイトル患者さんと医療スタッフのためのモチベーションUP!糖尿病教室
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患者さんと医療スタッフのためのモチベーションUP!糖尿病教室
56 経口薬には現在,スルホニル尿素薬,速効型インスリン分泌促進薬,DPP-4阻害薬,α-グルコシダーゼ阻害薬,ビグアナイド薬,チアゾリジン薬の6 種類があります.1 インスリンの分泌を促進するお薬1 スルホニル尿素薬(SU 薬) このお薬は膵臓のβ細胞(ベータ細胞)に働き,インスリンの分泌を促します.比較的長時間,強力に作用します.・おもな副作用と注意点 低血糖,体重の増加に注意が必要です.食直前に服用します.・代表的なもの グリミクロンR,オイグルコンR,ダオニールR,アマリールR.2 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系・フェニルアラニン誘導体) このお薬は膵臓のβ細胞に働き,インスリンの分泌を促します.SU 薬よりも弱く,効きはじめが早く,切れるのも早いです(作用時間は約3 時間).食後の高血糖を改善します.・おもな副作用と注意点 低血糖に注意が必要です.食直前に服用する必要があります.・代表的なもの スターシスR,ファスティックR,グルファストR,シュアポストR.3 DPP- 4 阻害薬 食事をとると小腸からインクレチンというホルモンが分泌されます.インクレチンは膵臓のβ細胞に働き,インスリンを増幅させる経路を使ってインスリンの分泌を促します(p. 63,図16 - 2).インクレチンは,DPP- 4 という酵素によってすぐに分解されてしまいますが,DPP- 4 阻害薬がこの酵素を邪魔することで,インクレチンの働きを高めます. 血糖値が高いときだけインスリンを出させ,低いときには出させないという特徴があり,単独では低血糖を起こしにくく,また体重も増加しにくいといわれています.・おもな副作用と注意点 SU 薬などとの併用では低血糖に注意が必要です.腎臓や肝臓の機能が低下している場合は使用しにくいものもあります.・代表的なもの ジャヌビアR,グラクティブR,エクアR,ネシーナR,トラゼンタR,テネリアR,スイニーR,オングリザR.糖尿病のおくすり1 経口薬