ブックタイトルNICUにおける抗菌薬の使い方10の秘訣

ページ
3/10

このページは NICUにおける抗菌薬の使い方10の秘訣 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

NICUにおける抗菌薬の使い方10の秘訣

定の傾向は認めていないが,抗菌薬別にみると図1?1 と同様の成績であった.In vivo の成績については,「6.新生児における抗菌薬の副作用」(p56)で記すが,新生児への抗菌薬投与においてはビリルビン遊離能についても注意しなければならない. タンパクについては,新生児(成熟児)では有意に低値を示す.さらに出生体重が少ないほどアルブミンは有意に低値を示す.新生児においてアルブミンが低値であることは細菌感染に低アルブミン血症1 細菌感染に関する新生児の特殊性50.0250.0150.0100.0050n=新生児成人⊿O.D.23ABPC10 22CTX10 21CPZ10 20CTRX10 21CAZ10 21CZOP10 20NOV10図1?1 新生児および成人血清における各種抗菌薬のビリルビン遊離能ABPC:アンピシリン CTX:セフォタキシム CPZ:セフォペラゾン CTRX:セフトリアキソンCAZ:セフタジジム CZOP:セフォゾプラン NOV:ノボビオシン0.0250.0150.0100.0050n=≦10総ビリルビン(mg/dL)11~12≧13⊿O.D.7ABPC6 10 6CTX10 6 6CPZ9 6 4CTRX8 8 5CAZ8 8 7CZOP8 9 9NOV8 3図1?2 新生児血清における各種抗菌薬のビリルビン遊離能ABPC:アンピシリン CTX:セフォタキシム CPZ:セフォペラゾン CTRX:セフトリアキソンCAZ:セフタジジム CZOP:セフォゾプラン NOV:ノボビオシン