ブックタイトルエキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

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概要

エキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

15924.ICD が本当に必要?症例のまとめ? 70歳男性.陳旧性心筋梗塞(広範前壁中隔梗塞).冠動脈には有意狭窄はなし.NYHA(NewYork Heart Association)分類でクラスⅡ,左室駆出率は30%の低心機能患者である.心電図では,右脚ブロック,QRS 波幅0. 18 秒であった.非持続性心室頻拍の既往やそれを疑わせる自覚症状はなかった.失神発作もなかった.今後の突然死予防対策が議論になり,次に示す5つの選択が考えられた.① アミオダロンの経口投与入院時胸部X 線(図24 - 1 A):心胸郭比(CTR)50%.うっ血所見はなかった.入院時心電図(図24 - 1B):心拍数57拍/分.右脚ブロックで,QRS 幅は0.18秒と幅広かった.Ⅴ2 ?Ⅴ4 誘導にて異常Q 波とcoved 型 ST 上昇,およびⅤ5 ?Ⅴ6 誘導にてR 波の減高を認め,前壁中隔の陳旧性心筋梗塞と心室瘤が疑われた.冠動脈造影(図24 - 2):#2:50%,#6:50%,#5-#6:一部石灰化を認めた.心内圧は, 肺動脈 26/12mmH?, 右室 26/8mmH?, 右房 平均8mmH?, 左室112/13mmH?,心係数(CI)2.14L/分/m2であった.心エコー:前壁から側壁にかけての陳旧性心筋梗塞で,下壁の収縮も低下しており,左室駆出率は30%であった.図24-1 入院時胸部X 線と心電図ⅠⅡⅢaⅤRⅤ1Ⅴ2Ⅴ3Ⅴ4Ⅴ5Ⅴ6aⅤLaⅤF1秒(A)胸部X線画像(B)心電図図24-2 冠動脈造影(A)左前斜位(LAO),(B)右前斜位(RAO).(A)右冠動脈造影 (B)左冠動脈造影