ブックタイトルエキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

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概要

エキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

456.少量アミオダロンを使う? 使わない? 超高齢者(85歳以上)の発作性心房細動で,発作時に強い自覚症状や心不全増悪または血圧低下を示す症例には少量アミオダロン(50~100 mg/日)が有効である.・ある程度の洞調律維持効果が見込める・たとえ心房細動を生じても,レートコントロール効果を発揮し,自覚症状や心不全増悪または血圧低下を発現しないことが多い・永続性心房細動への橋渡し期間の治療としても有効な可能性がある・問題となるような心停止や徐脈を生じにくい・少量なので,間質性肺炎など重篤な副作用が発現する可能性は低い私のとっておきの極意図 超高齢者の心房細動の治療フローチャート*  アミオダロンの心房細動における保険適用は,「心不全(低心機能)または肥大型心筋症にともなう心房細動」である.実際の使用に際しては十分注意すること.超高齢者(85歳以上)の発作性心房細動で,発作時に強い自覚症状や心不全増悪または血圧低下を示す症例ほぼ完全に洞調律で経過発作性心房細動を生じても自覚症状,うっ血性心不全および血圧低下がない,または軽度少量アミオダロン*(50 ~ 100 mg/日)持続性(永続性)心房細動に移行しても問題なく経過(アミオダロン→β遮断薬などへ変更も可)洞調律維持(髙橋尚彦)文 献1) Wyse DG, et al.: N Engl J Med, 347: 1825-1833, 2002.2) Van Gelder IC, et al.: N Engl J Med, 347: 1834-1840, 2002.3) Ogawa S, et al.: Circ J, 73: 242-248, 2009.