ブックタイトルエキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

ページ
4/10

このページは エキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

エキスパートが本音で明かす 不整脈診療の極意

152.すべての不整脈が治療対象?はじめに? 一般に不整脈は,頻脈性不整脈と徐脈性不整脈に大別され,前者はさらに上室性,心室性,後者は洞不全症候群と房室ブロックに分類される.重症度順にならべると,頻脈性不整脈は単発の期外収縮(心房期外収縮・心室期外収縮)から細動(心房細動・心室細動)まで,洞不全症候群はⅠ型(洞徐脈)からⅢ型(徐脈頻脈症候群),房室ブロックは第Ⅰ度から第Ⅲ度(完全房室ブロック)までとなる(図2 - 1).? いずれの不整脈においても,重症度が進むに従い,治療の必要性が増す〔たとえば,単発の心室期外収縮は治療の対象外であることがほとんどだが,心室細動は救急・救命措置ならびに一次予防・二次予防の植込み型除細動器(ICD)の植込みが必要〕との考えかたに異論はないであろう.では,どの段階から治療を強く考えるべきか,また,いかなる治療法が選択されるかについては,議論のある部分もあり,医家の考えかた,また個々のケースごとに考慮しているのが実情と思われる.治療法で議論の分かれそうないくつかの具体例は本書の他章でも論じられるので,そちらもおおいに参考にしていただき,以下に筆者の私見も交えた概説を記す.A 上室性頻脈性不整脈単発ないし連発の心房期外収縮? 心房期外収縮は,24時間心電図レベルでみれば,健康成人のおよそ9割以上に認められ1),図2-1 一般的な不整脈の分類(A)頻脈性不整脈上室性不整脈心房期外収縮 単発 多発 連発心房頻拍発作性上室性頻拍心房細動心室性不整脈心室期外収縮 単発 多発 多源性 連発心室頻拍 単形性 多形性心室細動(B)徐脈性不整脈洞不全症候群Ⅰ型 洞徐脈Ⅱ型 洞房ブロック 洞停止Ⅲ型 徐脈頻脈症候群房室ブロック第Ⅰ度第Ⅱ度 ウェンケバッハ型 モビッツⅡ型第Ⅲ度 完全房室ブロック2 すべての不整脈が治療対象?K