ブックタイトル神経診察の極意

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概要

神経診察の極意

37123456脳神経系のみかたた後,針先を左右に動かして患者にピンヘッドが消失するかどうかを問い,その際に検者とほぼ同じ位置で出現・消失すれば,中心盲点の拡大はないと診断できる(図2-9).病変部位1.左視神経2.視神経交叉3.右視索4.右視神経・交叉接合部5.右後部視索6.左視放線7.左内側視放線8.左頭頂葉視放線9.左後頭葉視放線10.右鳥距皮質中部11.右後頭葉先端部12.右鳥距溝前端部1 24536789101112図2-8 視覚路病変とその視野異常(Harrington DO:The visual fields. A textbook and atlas of clinicalperimetry. Mosby, 1971 より)正常視野右同名半盲左同名半盲右眼視野右眼Mariotte盲点右視野左眼左視野 105 90120135150165180195210225240255 270756045153003453303153002858080807070706050505060604040403030302020201080 70 60 50 40 30 20 10 1010105 90120135150165180195210225240255 270756045153003453303153002858080807070706050505060604040403030302020201080 70 60 50 40 30 20 10 1010Case No. ........T. O. .................Blind Spot ......OD ...................OS ...................左眼視野A B図2-9  対座検査表記とGoldmann視野計による正常周辺視野チャートの正しい呈示法視野表記法は慣習として右眼視野を右に,左眼視野を左に呈示する.視野の右が右視野,左が左視野である.そのため通常対座法およびその他の視野検査は検者から見たとおりとなる.