ブックタイトル高齢者のポリファーマシー

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概要

高齢者のポリファーマシー

21 ポリファーマシーの実態と問題点 高齢者では,複数の慢性疾患を有するためポリファーマシー(polypharmacy)となることが多く,薬物有害事象や服薬管理上の問題を生じやすい.特に,要介護高齢者は,認知機能障害や介護力不足によりポリファーマシーの問題が顕在化しやすい.ここでは,ポリファーマシーの実態と問題点について解説する. 図1?1 に,大学病院老年科5 施設で行った外来患者の処方調査の結果(660例,平均76±9 歳,男性37%)1)を示す.年齢とともに合併疾患数(平均3.5 疾患)が増加し,同様に処方薬剤数(4.4 剤)も増加している.一方,疾患当たりの処方薬剤数は平均1.3 剤で,年齢による変化は見られなかった(r=0.012,P=ポリファーマシーの実態図1?1 外来患者の保有疾患数と処方薬剤数の加齢変化2003 年に行った大学病院老年科5 施設(東京大,杏林大,名古屋大,京都大,金沢医大)の調査結果.疾患数,薬剤数ともに年齢とともに増加するが,疾患当たりの薬剤数は平均1.3 剤で,年齢による変化は見られなかった.(文献1 より引用,一部改変)012345~64 65~6970~7475~7980~8485~ 0123456疾患数処方薬剤数年 齢(歳) ~64 65~6970~7475~7980~8485~年 齢(歳)a b