ブックタイトル事例で解決!もう迷わない認知症診断

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事例で解決!もう迷わない認知症診断

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事例で解決!もう迷わない認知症診断

事例 7 独居のアルツハイマー型認知症 73 歳,女性多くのアルツハイマー型認知症では,しまい忘れやおき忘れなどの物忘れ症状によって,初めて家族が気づく場合が最も多い(図7-1).物忘れと日時の把握が混乱してきたと訴える患者さんのなかで,症状が半年~ 1年単位で進んでいる場合には,アルツハイマー型認知症の可能性が高い.病歴聴取で物忘れの状態に加えて日常生活上での支障の有無とその程度を尋ねると診断の手助けになる.本事例では,病歴からアルツハイマー型認知症の可能性が高いと判断される(図7-2).0 50 100 150 200その他日時が分からない物盗られ妄想自発性の低下同じことを何回も言う物忘れ1574624171398アルツハイマー型認知症355 名(名)図7-1 家族が初めて気づいた症状図7-2 病歴から考える診断の手順物忘れ・見当識障害?買ったものを覚えていない?暗証番号の変更を覚えていない?道順がわからない日常生活に支障?入浴しない?季節に合った衣服の選択が困難?掃除をしない緩徐に進行・悪化?1年前から進行・悪化しているアルツハイマー型認知症35