ブックタイトル国際保健医療のキャリアナビ

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概要

国際保健医療のキャリアナビ

58 1 章 私のキャリアパス●●小児科の看護師を経て,大学へ進学私が看護の道を選んだのには,主に2 つの理由があります.1 つめは,子どもの頃から小さな子どもと接することが大好きだったので,小児科病棟で子どもの世話をする仕事がしたかったこと,2 つめはマザー・テレサの活動に感銘を受け,海外で人の役に立つ仕事がしたいと思ったことでした.看護師免許取得後,大阪府立母子保健総合医療センターに就職し,小児科病棟の看護師になりました.看護師として働いていたときに,アフリカで飢餓のために大勢の子どもが苦しんでいるというニュースが目にとまりました.マザー・テレサの活動を思い出し,自分も国際協力の活動がしたいと考え,国際保健が勉強できる東京大学へ進学することにしました.23 歳で大学へ進学し,学生生活を送っていましたが,机の上で学ぶだけでは満足できず,海外でボランティアをしたいと強く考えるようになりました.そして大学4 年になる前に休学して,アメリカに語学留学.その後,スタディーツアーなどに参加し,タイ,ラオス,ネパール,カ看護系中央省庁小児科ナースから国際保健医療の道へ當山 紀子Noriko Toyama元 厚生労働省 看護技官自分にできることを深めるため,東京大学大学院修士課程へ進学.国内外で国際保健を学ぶ. 26歳保健所(埼玉県)の保健師として結核対策を担当.家庭訪問や保健指導で地域を駆け回る. 33歳国際協力を志し,東京大学医学部健康科学看護学科へ進学.1 年間休学してアメリカに語学留学,タイでのボランティア活動へ.保健師免許を取得.23歳JICA「インドネシア母と子の健康手帳プロジェクト」地域保健専門家として派遣. 29歳厚生労働省に看護技官として入省.母子保健課,国際課,高齢者支援課にて激務に従事. 35歳21歳看護師免許取得後,小児科病棟に勤務.かわいい子どもたちに囲まれる日々.沖縄県立看護大学にて地域保健看護・国際保健看護領域の講師として,看護教育に取り組む. 39歳1児の母となり,アメリカ,ボストンで子育てに奮闘. 43歳