ブックタイトル原子力災害の公衆衛生
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原子力災害の公衆衛生
11114 富岡町の取り組み1 まちの状況(1)人口動態(各年1 月1 日現在)(2)地 勢総面積 …68.47km(2 東西約12.3km,南北約8.8km)東京電力福島第一原子力発電所からの距離…約9km避難指示区域…町内全域交通網…常磐自動車道,国道6 号,JR 常磐線,県道小野・富岡線2 地震・津波および原子力災害の被災状況(1)東日本大震災被害(2013 年2 月20 日現在)(2)避難状況①自治体内避難所②自治体外設置避難所等への避難者概数(2013 年2 月20 日現在)③自主避難者の概数2011 年2012 年2013 年人 口15,839 14,686 14,536世帯数6,293 5,887 5,800平均世帯人員2.5 2.5 2.5出生数133 96出生率8.4 6.5死亡数200 153死亡率12.3 10.4高齢化率21.3 21.5 22.3物的損害全 壊半 壊一部損壊住 宅公共施設その他福島県内福島県外(人数・都道府県数)2011 年3 月末2011 年9 月末2012 年3 月末直 近一次避難所2,900 344 0 0二次避難所0 107 0 0仮設住宅0 2,546 2,471 2,655借上住宅0 13,461 13,870 12,988人的被害直接死関連死行方不明負傷者23 146 1 不明福島県設置数入所者数設置期間住 民0 0受入避難民0 0*全町避難のため,自治体内に避難所なし.*人的被害は直接死を関連死が上回っている.*物的被害の詳細は確認が困難なため不明.● 3 月11 日,三陸沖を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生.当町は震度6 強の地震と最大21.1 m の津波に襲われ,多くの住民の生命や財産が奪われた.JR 富岡駅や線路,下水処理場や道路,家屋が流出した.その後に発生した原子力災害は,世界的にも類をみない大規模なものとなった.● 3 月12 日,町は「東京電力福島第一原子力発電所(以下,福島第一原発)半径10 km 圏内避難指示」により,近隣の人口3,000 人の川内村に6,000 人の住民が避難したが,川内村の避難所に受け入れられない住民は,自身で身を寄せる場所を捜し歩いた.● 3 月15 日,「福島第一原発半径20 ~ 30 km 圏内屋内退避指示」を受け,翌16 日,再び川内村とともに郡山市に避難した.● 現在も町内全域が警戒区域として避難指示が継続されているため,住民は容易に自宅に帰れない状況と,慣れない避難先での生活を強いられており,家族の分散,放射性物質への不安や健康問題などが顕在化している.今後,帰町に向けた除染作業や数十年におよぶ廃炉,解体作業などの困難な問題が多数存在している.原子力災害に係る被災の概況