ブックタイトル器官病理学

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器官病理学

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器官病理学

発生部位は食道下部に多くみられる(図6-29).平滑筋肉腫も同じである.そのほか顆粒細胞腫granular celltumor,血管腫hemangioma,脂肪腫lipoma,神経腫schwannoma,炎症性筋線維芽細胞腫瘍inflammatorymyofibroblastic tumorなどがある.食道の悪性リンパ腫は極めてまれである.412 第6章消化管図6-28 悪性黒色腫の組織像図6-27 悪性黒色腫メラニンを含んだ類円形から紡錘形細胞の増殖を認める.食道下部に不整な多結節性の隆起を形成している.一部の結節は黒色調である.図6-29 平滑筋腫a.肉眼像:隆起性病変で,表面は凸凹が目立つ正常な粘膜で覆われている.b.組織学的には好酸性胞体を有した長紡錘形細胞が束を形成して増殖している.c.免疫染色ではデスミン陽性の細胞で平滑筋性腫瘍である.