ブックタイトルスッキリわかる!グングン身につく!生化学ドリル

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概要

スッキリわかる!グングン身につく!生化学ドリル

15. 遺伝子の生化学 159 核酸:DNAとRNA核に含まれる酸性物質である核酸には,? (DNA)と? (RNA)があり,いずれも? が多数結合した高分子である.DNA を例にとると,単位となる? は,アデニン(A),グアニン(G),シトシン(C),チミン(T)のいずれかの? をもち(p.114,図11-1 参照),リン酸が糖(デオキシリボース)の5' 位に1 個つく(図15-1A).RNA では,糖はリボース,塩基はチミンの代わりに? (U)が使われる.ヌクレオチドの糖の3' 位のヒドロキシ基に,別のヌクレオチドのリン酸基にある1 個のヒドロキシ基が,脱水縮合によって? (p.7,図1-5 参照)で共有結合すると,ジヌクレオチド(ヌクレオチド?2)ができ,さらに遊離の糖の3'位に別のヌクレオチドが結合することができる.このような重合反応が何度も続いて高分子になったものがポリヌクレオチド,すなわち,DNA やRNA である.核酸には,遊離のリン酸基をもつ? 末端と,遊離のヒドロキシ基をもつ? 末端がある.すでに述べたヌクレオチドの伸長方向(? →? )は,DNA やRNA における実際の合成方向でもある.核酸は糖とリン酸の骨格から塩基が出る構造を共通にもち,塩基の種類は特異的である.核酸にはリン酸基があるためH+を放出する酸の性質を示し,自身は負に荷電する.A図15-1 DNA鎖とDNA二重らせんAA TCTGAAG CTG CASSSPPPPSSSP SPPATCGGCTASTT(B)二重らせん構造CH25'3'OOHHO-O P OHAOOHH-O P O CH25'3'OHHHGOOHH-O P O CH25'3'OHHHCOOHH-O P O CH25'3'OHHHTOHHH(A)DNA 鎖の構造5´末端のリン酸基リン酸ジエステル結合3´末端のヒドロキシ基? 巻き二重らせんA:アデニン, G:グアニン,T:チミン,  C:シトシン P :リン酸基,  S:デオキシリボース塩基対 3.4 nm( ?     塩基対)? 末端? 末端? 末端? 末端