ブックタイトルわかる!身につく!生物・生化学・分子生物学 改訂2版

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概要

わかる!身につく!生物・生化学・分子生物学 改訂2版

292 Ⅲ. 分子生物学編表22-1 おもな抗体医薬疾 患一般名商品名標的分子関節リウマチインフリキシマブレミケードR TNF- αアダリムマブヒュミラR TNF- αトシリズマブアクテムラR IL-6 受容体エタネルセプトエンブレルR TNF- α,TNF-βゴリムマブシンポニーR TNF- αセルトリズマブペゴルシムジアR TNF- αアバタセプトオレンシアR CD80/86がん/ 白血病リツキシマブリツキサンR CD20ゲムツズマブオヅガマイシンマイロターグR CD33トラスツズマブハーセプチンR HER2ベバシズマブアバスチンR VEGFRS ウイルス感染症パリビズマブシナジスR RSV F タンパク質加齢黄斑変性症ラニビズマブルセンティスR VEGF気管支喘息オマリズマブゾレアR IgE 分ぶんしひょうてきやく子標的薬とは疾患に関連する特定の分子と結合してその機能を抑える薬剤の総称で,従来の薬剤に比べて副作用が少ないと考えられている.血中や細胞表面にある疾患関連分子(例:生理活性物質/ 増殖因子やその受容体,シグナル伝達分子),あるいはそれらをコードする核酸が標的となる.医薬品の種類としては,抗体(p.291 参照),RNA,そして低分子化合物があるが,後者2 つは簡単に化学合成できるというメリットがある.解 説 分子標的薬細 胞 液性因子 ウイルス抗体医薬抗原分子攻撃を受ける細胞攻 撃排 除図22-14 抗体医薬の作用