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カテゴリー: 臨床看護学  |  小児科学

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Breastfeeding for a medical profession

母乳 育児 感染

赤ちゃんとお母さんのために

改訂2版

昭和大学医学部小児科 准教授,IBCLC 水野克己 著

定価

2,750(本体 2,500円 +税10%)


  • B5判  152頁
  • 2012年7月 発行
  • ISBN 978-4-525-50302-4

待望の改訂2版出来!!最新の情報で赤ちゃんとお母さんを守りましょう!
初版発売から現在まで(4年間)に追加・変更のあった情報をアップデートした.巻頭にはQ&Aを総論は母乳育児に関わる医療者が知っておくべき感染症の知識を,各論は感染症別に治療方法と母乳育児の際のポイントを簡潔に記載.

予防接種スケジュールプラン例 ダウンロードページ

  • 目次
  • 序文
目次
CONTENTS
Q&A
お母さんからの質問

総 論

1 母乳育児のメリット
 母乳育児が母親にもたらすメリット
 母乳育児が児にもたらすメリット
 母乳育児が社会にもたらすメリット

2 母乳育児と感染に関する基本的事項
 母乳・授乳を通じての感染性の伝播について
 母乳や授乳行為による児の感染症予防効果
 母親の予防接種による特異的IgA抗体産生と児への感染予防効果の可能性
 児の感染経路

3 標準予防策ならびに各感染経路別の予防策
 感染予防策の基本
 感染対策における感染経路別予防策
 予防接種による予防
 母乳育ちの児と予防接種
 授乳中の母親と児が感染を予防するためにできること

各 論

 かぜ症候群:ライノウイルス,RSウイルス,アデノウイルス,エンテロウイルス,コクサッキーウイルスなど
 RSウイルス
 エンテロウイルス
 アデノウイルス
 ロタウイルス
 ノロウイルス
 アストロウイルス
 インフルエンザ
 ムンプスウイルス
 単純ヘルペスウイルス
 水 痘(みずぼうそう)
 帯状疱疹
 麻 疹(はしか)
 風 疹
 サイトメガロウイルス(CMV)
 パルボウイルスB19
 肝炎ウイルス
   A型肝炎ウイルス(HAV)
   B型肝炎ウイルス(HBV)
   C型肝炎ウイルス(HCV)
 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
 成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)
 EBウイルス
 ヒトメタニューモウイルス(hMPV)
 アルボウイルス
 ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)
 ヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)
 日本脳炎ウイルス
 結 核 菌
 ブドウ球菌
   メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)
   メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
 溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)
   A群レンサ球菌(GAS)
   B群レンサ球菌(GBS)
 ヘモフィルス属インフルエンザb型桿菌(Hib)
 肺炎球菌
 淋 菌
 クラミジア
 百 日 咳
 マイコプラズマ
 カンジダ
 マラリア
 梅毒トレポネーマ
 ミュータンス菌(Streptococcus mutans)
 ネコひっかき病(Bartonella henselae)
 中 耳 炎
 食 中 毒
   カンピロバクター(Campylobacter)
   サルモネラ(Salmonella)
   病原性大腸菌
   黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
 ジフテリア(Corynebacterium diphtheriae)
 リステリア(Listeria monocytogenesis)


参考資料

母乳育児中のおくすりについて
序文
 2008年に「母乳 育児 感染」第1版が世に出てから4年が経ちました.初版を書いたときは,母乳育児を支援されている医療関係者,授乳中のお母様にかかわる医療者,さらにはお子さんを預かる保育士のみなさんのお役に立つ書籍を作りたいと思ったのがきっかけでした.インフルエンザにかかったが授乳を続けてもいいのか,胃腸炎にかかったら授乳はしないほうがいいのか,お母様方の心配はつきません.それらの心配に対して医学的な根拠のある情報をお母様方にすぐに提供できるように,できるだけコンパクトにまとめるよう努めました.
 4年が経ち感染症もずいぶんと変わったように思えます.2009年の新型インフルエンザの大流行,RSウイルスやインフルエンザウイルスが季節に関係なく流行するようになりました.そのたびにマスコミでも大きく報道されるためか,お母様方のお子さんの感染症に対する不安は以前にもまして強くなってきたように感じます.その点からも新しい情報を取り入れて現状のニーズにあうように第2版を出す必要を感じていました.さらに,予防接種の種類は増え,同時接種も一般的になるなど,厚生労働省や小児科学会の取り組みも変化してきました.その最たるものに経口生ポリオワクチンから不活化ポリオワクチンへの移行があげられます.また,インフルエンザワクチンの接種量,ロタウイルスワクチンの復活,日本脳炎ワクチンの推奨が見直されたことなど初版からの大きな変化がありました.
 第2版はこの4年間に変わった情報を取り入れました.いろいろな情報が手に入りやすくなった反面,錯そうする情報に惑わされることも増えたように思えます.お母様方が注意をして欲しいことと心配しなくてもよいことをわかりやすく伝えられれば,安心して子育てができることでしょう.第2版は,新しい感染症・予防接種の動向にあわせて修正加筆いたしました.ぜひ,初版と同様に子育て中のお母様方をサポートしている多くの職種の方にお読みいただき,お母様方の安心した子育てにつながることを願い序文といたします.

2012年7月吉日
水野克己
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